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因幡はねるの”こだわり”と”思いやり”が盛り込まれた手作り感満載のリアルイベント『因の者オフ会』参加レポート

2018年11月16日(金)、秋葉原オノデン5Fにあるエンターテイメントスペース「エンタス」にて、因の者の因の者による因の者の為のリアルイベント、秋フェス2018×エンタスpresents 因幡はねる『因の者オフ会』が開催された。

秋フェス2018開催初日にグッズが完売するなど、その話題性の高さから注目が集まる因幡はねる初のリアルイベント。
毎日配信をかかさず行いながらも遅くまで準備に勤しむ彼女の姿に心打たれた者も多いのではないだろうか。

そんな努力の結晶である「因の者オフ会」に幸運にも参加することが出来たので、その会場やイベントの様子をレポートしていこうと思う。

関連記事いよいよ本日11月16日(金)19時より因幡はねる初イベント『因の者オフ会』が開催 会場から生中継も

こだわりと思いやりの展示会場

「因の者オフ会」は3部制で構成されており、一般開放の昼の部、メインイベントである夕方の部、二次会である夜の部と分かれている。

昼の部の13時開場時点で250名~300名が並んでいたにもかかわらず、トラブルが一切起きなかったとして因幡組のマナーの良さが伺えた。
また、Twitter上ではハッシュタグ「#因の者オフ会」が付けられたコメントで賑わいを見せ、一時トレンドに上がるなど注目度の高さも垣間見えた。

※因幡組とは、有閑喫茶あにまーれの因幡はねるのファンの名称。
公式である黒猫ななしに却下され、正式名称は「はねるっこ」となったが、インパクトの強さからいつの間にか「因幡組」で定着してしまった。

イベント会場には因幡はねるによる”手作り”の展示物が多数設置されており、陰の者である因幡組が楽しめるようにと様々な工夫が施された、まるで”陰のアミューズメントパーク”のようになっていた。

特に目玉となっていたのは、人の話しかけられたくない因幡組の為の「陰の者エリア」と「スーパー陰エリア」だ。

※こちらは写真撮影NGなので因幡はねるの動画から引用

しかし、製作者の思惑とは裏腹に、両エリアとも行列が出来る程の人気ぶりを見せていた。
どれだけ陰の者多いの…。

筆者は少し遅れて16時ごろに会場入り。
会場であるオノデンの入口には因幡はねる直筆の案内が置かれていた。

オノデン1Fに置かれたイベント案内(因幡はねるの手書き)

混み具合も比較的落ち着いており、ゆっくりと展示を見て回ることができた。
周りの人間が全て因幡はねるの為に来ていると思うと興奮が抑えきれなかったが、ひっそりと写真を撮影してきたので簡単に紹介していく。

まず会場に入って一番最初に目に付くのが、壁一面に展示されたこれまでの動画のサムネイルと因幡はねる特製おみくじのラインナップ。

彼女のVTuberとしての歴史ともいえるサムネイルがずらっと並んでいる様子はとても壮観だった。
この時点で既に涙腺が決壊しそうな程に感極まっているのだが、もちろんまだまだ序の口。

続いての展示物は、今回会場で先行販売となるTシャツとタオル、あにまーれ公式グッズの数々。
A”L”LWAYS WATCHING YOU」と書かれた世界で1枚しかないスペルミスのレアTシャツも飾られていた。欲しい。
ちなみにTシャツは普通に購入した。

伝説のレアTシャツ

他にも宗谷いちかとのデートで作った「オリジナルカップヌードル」や、因幡はねる直筆の会場案内のなどが飾られていた。
パッと見えるだけでも相当な数だが、一枚一枚丁寧に書かれている事に彼女の思いやりが見え隠れしていて、ここでも泣きそうになる。

そして上の写真にも少し映っているが、等身大の”因幡パネル(新衣装ver)”も展示してあったので、せっかくなので記念撮影してみた。

『はい、美少女。』

展示スペースに置かれた巨大モニターでは、これまでの生放送のアーカイブが流されており、それを見ながら談笑する因幡組の姿もちらほら見られた。
続いて、イベントスペースを見に行こう。

こちらには先程紹介した「陰の者エリア」と「超陰エリア」の他に、コラボドリンクコーナーや手作りパネル・撮影スポットなどが設置。

前情報通り、陰の者エリアは常に誰かが座っていて草を禁じ得なかった。
試しに座ってみたが、何も見えない上に周りからの視線が痛いという”負のスパイラル”でしかなかった。

これに関してはまだまだ改善の余地が有りそうだ。
次からヘッドホンとアイマスクもあると捗ると思う。
次回開催時にはより完璧になった「パーフェクト陰の者エリア」が見れることだろう。

また、動画でもお馴染みの因幡画伯のイラストが置いてあり、無駄に高解像度でここでも笑ってしまった、悔しい。
粘土で作られたあにまーれメンバーの人形も展示されていた。

そして、今回展示物の中で一番手間がかかっているにもかかわらず不人気だったという「SNSパネル」。
誰かに写真を撮ってもらうというシステムが陰の者にはハードルが高すぎたようだ。

せっかくなのでここでも記念に一枚。

『はい、可愛い。』

よく見るとリツイートといいねの数字がデビュー日になっているのが最高にエモい。

SNSパネルの裏の壁には、因幡はねるのサインと彼女が尊敬する漫画家「師走の翁」先生のサインが並んでいた。
ここに書いてある言葉で、またもや涙腺が緩みだす限界オタク。

左には師走の翁先生のサイン。

余談ではあるが、人気バーチャルSHOWROOMerの東雲めぐちゃんのサインも右下にあるので、次にエンタスに行く方は是非両方見てほしい。

東雲めぐちゃんのサイン。

手に取って一緒に写真を取ることが出来るパネルは、ひとつひとつが本当に丁寧に作られており、思わず感動してしまった。

手作り感溢れるパネルの数々。

会場にある全ての展示物に彼女のこだわりと思いやりが感じられ、とても毎日配信をしながら準備していたとは思えぬクオリティに心から尊敬の念を抱いた。
ここまでファンに対して気持ちと時間をつぎ込むことが出来る彼女だからこそ、ガチ恋1位などの称号が与えられたのだろう。

イベントステージのモニターには外と同じく生放送のアーカイブが流れており、その手前には等身大の”因幡パネル(初号機)”が設置されていた。
もちろん、ここでも記念写真を撮った。

『可愛い以外の言葉が出ない。』

会場の奥にはドリンクコーナーがあり、入口でコラボドリンクを一杯注文することで「因幡はねるコースター」とあにまーれメンバーの中から1枚ランダムでコースターを貰うことができる。
これは、せっかく会場に来てくれたファンが自分のコースターを手に入れられないことを避ける為に、スタッフに無理を言って要望を通した結果だと言う。
彼女に対してもそうだが、会場のスタッフさん達にも本当に感謝だ。

ちなみに一番人気の「因幡はねるの思い出の貧乏カルピス」を頼んでみたが、思った程ではなく『え…母さん…?』と複雑な気持ちになったのは内緒だ。

これの1/1000位の薄さを予想してた。

こうして予想を遥かに超えたボリュームに大満足の昼の部は終了した。

全員で作りあげたメインイベント

メインイベントである夕方の部は、抽選で当たった150名の因の精鋭達が参加。
今回しっかり抽選に応募して見事チケットを勝ち取った筆者だが、取材の為にあえなく最後尾にて後方腕組み彼氏面センパイすることとなった。

会場は多くの因の者で満員状態にあったが、そのほとんどが「お一人様」だったらしい。
ちなみに女性は5名ほどだったとか。

生中継が始まると、クラブイベントなども行われるオシャレなイベントスペースに溢れかえる因幡組たちを見て、『オタクが来ていい場所じゃない。』と、いつもの「因幡節」を炸裂させた。

組長の言う事を守る従順な因幡組

まず始めに、あにまーれと因幡はねるに関する『ねるねる〇×クイズ』が行われた。
会場にいる150名の参加者が因幡はねるが出題するクイズに〇か×に分かれて答え、最後に残った10名に直筆のミニ色紙がプレゼントされるという企画。

クイズの内容はしっかり生配信を毎日見ていなければわからないようなものも多数あり、順調に人数が削られ9名が確定。
その後、ラスト1名を決める為に再度全員で〇×クイズを行い、『反省文を読んだ回数は3回?』という問題でまさかの2名までに絞られ、会場と配信のコメント欄を驚かせた。

ライブ王での反省分もカウントされる。

最後に残った2名は最終的に”勘”で明暗が分かれ、大盛り上がりを見せた〇×ゲームは終了。
ちなみに貧乏カルピスに入っている原液の量は15mlだったらしい。

続いて、因幡はねるは会場の参加者たちに「みんな陰の者?」と確認をとると、トラウマ穿り返す悪魔の呪文『二人組つくって―!』を唱えた。
暫し会場がどよめいた後、次の企画『二人組ジェスチャーゲーム』の趣旨を説明。
チームを組んだ2人がスタッフから渡された「お題」をジェスチャーし、それを因幡はねると視聴者が答えるという全員参加型のゲーム。

ステージに上がる因幡組たちの中には、背中に因幡はねるの顔がデカデカとプリントされた自作のパーカーやTシャツを着た者、厄介ポムポムプリン、3ヘルなど、実に個性豊かな面々が登場。
そんな参加者に対し、因幡はねるは容赦ないツッコミと辛辣な言葉を浴びせかけ、会場は笑いの渦に包まれていた。

楽しそうに参加者と会話する因幡はねる。

また、少数であった女子2人組が登場した際には、150名の参加者とライブ視聴者の前で「どんな下着はいてんの?」「ちょっとスカートめくってみて」と、久しぶりに見た”実写の女”に対しセクハラを行う因幡はねるの姿も見られ、逆に参加者や視聴者がツッコミを入れる場面も。

言っている事ややっていることは普段のYouTubeのライブ配信となんら変わりないのだが、イベントに参加できなかった視聴者に対しても活躍の場を与え、配信者と参加者、視聴者の全員でリアルイベントを盛り上げる彼女の発想力と企画力には頭が下がる。

そして最後は参加者が因幡はねるに聞きたいことを聞くリアル株主総会『何でも質問コーナー』を実施。

因幡はねるパーカーを着たヤバい人から「ねるちゃんと結婚するにはどうすればいい?」と聞かれると、「横を歩きたくない」と辛辣な言葉を言いつつも『結婚する気はないけど、理想のタイプは一生愛してくれて派手じゃない者、自分の良いところもダメなところも受け止めてくれる者』と真摯に応えた。

ガチ恋を受け止める因幡はねる。

自分の意見を真っ直ぐ伝えられることも、彼女の魅力のうちの一つだ。

こうして、約2時間に渡る初のリアルイベントは、大きなトラブルもなく無事終了。
この後、因幡組同士の交流を目的とした夜の二次会が行われた。

ガチ恋できるVTuber、因幡はねる

有閑喫茶あにまーれのメンバーとしてデビューしてから早5か月が過ぎ、始めの頃はなかなか視聴者数も伸びず不遇だと嘆く事もあった。
しかし、毎日配信という地道な努力と応援してくれるファンへの深い愛情で、今やチャンネル登録者数5万人越えの人気VTuberへと成長した。

ライバルであるハニストメンバーとのコラボ、名取さなとの友情、そしてこれまで正面から向き合うことのなかったあにまーれメンバーとの本音のぶつけ合い。
そのひとつひとつを乗り越える度に成長する姿を見せてくれる「因幡はねる」というVTuberは、本当に凄いと思う。
見た目は派手ではないものの、自分の持ち味を生かして着実に前に向かって突き進む、そんな彼女だから熱烈なファン”ガチ恋勢”が多いのだろう。

この先何年続くかわからないVTuberブームであるが、不思議と彼女は10年たっても20年たってもそこにいてくれるような、そう思わせてくれる安心感がある。
もちろん、先の事など誰にもわかるハズはないけども、今この瞬間を輝く彼女をこれからもずっと応援していきたい。

3D化も発表され、更に大きな舞台へと歩みを進めた因幡はねると有閑喫茶あにまーれから、まだまだ目が離せそうになさそうだ。

■因幡はねる

東京都北区赤羽のどこかにある喫茶店「有閑喫茶あにまーれ」の雇われ店長。
真面目な性格で個性豊かなメンバーをまとめるしっかり者だが、人一倍「陰」な部分も。
バーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」・「のばん組」・「秋フェス」などに参加し、名実ともに人気バーチャルYoutuberの仲間入りを果たした。
2018年11月現在チャンネル登録者数5万人を超え現在も人気ロードを爆走中!

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■エンターテイメントスペース「エンタス」

場所:〒101-0021 東京都千代田区外神田1-2-7 オノデン本館5F
公式サイトhttp://entas.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/akiba_entas

■関連リンク

有閑喫茶あにまーれ 公式Twitter
https://twitter.com/AniMare_cafe
upd8 公式HP
https://upd8.jp/

Text by ZERO