売場支援事業を軸にビジネスの好循環支援を展開する株式会社アドパックは、3Dアバターを操作して遠隔地の顧客とリアルタイムにコミュニケーションを取ることができる、3Dアバター遠隔接客システム「バタラク」の本格提供を2020年3月2日(月)より開始しました。
「バタラク」は、映像配信システムの他、ディスプレイに接続するだけで3Dアバターと顧客が対話できる専用機器(セットトップボックス)と、パソコンから簡単に3Dアバターを操作できるソフトウェアを提供します。
※「バタラク」は株式会社アドパックのサービス商標です。
※3Dアバターとお客さまの対話には、別途ディスプレーとパソコンに、それぞれカメラおよびマイクを設置する必要があります。
■「バタラク」について
「バタラク」は2018年年末より小売店や家電量販店を中心に導入し、新しい買い物体験につながるなどの高い成果を上げてきたVTuberの技術を活用して販促活動を行うシステムです。
前身の「バーチャルプロショッパー・ソリューション」を誰もが手軽に扱える汎用型システムとして改良・開発。企業は「バタラク」を活用することで、AI(人工知能)によるチャットボットなどでは補完できない、知識や接客スキルをもった人材によるコミュニケーションを遠隔から行えます。
これまでの「バーチャルプロショッパー・ソリューション」の販売接客活用の実績を踏まえ、受付など応対が発生する場面において、業界・業種を問わずさまざまな企業に向けて、人材不足といった側面でのお悩みや、加速するテレワークの手段の一つとして活用いただけるよう、本格提供を開始しました。
「バタラク」を活用すれば、様々なシチュエーションで人材配置の最適化が実現できます。また、コロナウイルスの感染拡大に伴い、世間的に注目が集まっている「非接触」という課題に対してもクリアになる要素も多く、現地に必ず人がいないと成立しにくい仕事に対しての有効な「働き方改革」の一環としても期待できます。
※「バーチャルプロショッパー」は株式会社アドパックの登録商標です。
実績:■小売業で「バーチャル従業員」が実用開始、PB商品の売上が前週の約3倍に
■「バタラク」で期待できるメリット
・1人の人材を、どんな場所へでも、また複数の場所へ派遣できる(人材の有効活用)
・現地に行かずして、接客や応対の仕事が可能。(テレワークや働き方改革の実現)
・アバターとして働くことで、状況や年齢などの要素を排除でき、誰もが働ける環境が整う。(潜在労働人口の拡張)
ex:子育て中の方やご年配の方など、働きたいけれど、働けない環境におかれているスキルのある人達の雇用創出に。
■利用シーン
・自宅や本部一箇所からの店頭接客業務への活用
・ホテルのフロントやオフィス、飲食店での受付業務
・駅など公共交通機関での案内業務
・在宅医療など、遠隔定期診断などへの活用
・介護施設での対話
・カラオケ店での接客業務など
映像配信システムについて
デジタルサイネージの配信システムを応用した、「対話も可能なコンテンツマネジメントシステム」で、簡素な機材での運用と、コンテンツのクラウド配信が可能となります。配信システムの主な特長は以下の通りです。
・アバターの姿をした案内員と顧客との双方向通話をリアルタイムで行うことが可能
・専用の配信機器を会場のディスプレーに接続するだけでコンテンツ配信が可能
・放映するコンテンツ(写真・動画・HTMLなど)はクラウド上で管理し、ウェブ管理画面から簡単に運用が可能
・事前に設定したスケジュールでコンテンツを自動配信することが可能
・会場側(お客さま)からの呼び出し機能の搭載により、通常はコンテンツを配信しておき、呼び出しがあった場合のみリアルタイムでアバター接客を行うことが可能
3Dアバターを操作するソフトウエアについて
「バタラク」では、VRヘッドセットなどの機材を使用せず、パソコンから簡単に3Dアバターを操作できるソフトウエアを標準提供します。このソフトウエアは、接客用途に適した仕様となっており、指定画像の表示機能も搭載されており、画像をお客さまに提示しながら応対することが可能です。
その他、サービスの利用料金などの詳細は、サービスページをご参照ください。