VR×AIによる人材育成ソリューションを開発する株式会社ジョリーグッドと、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーが共同で医療研修VRを開発することを発表。
医療研修VRは、ジョリーグッドが開発する人材育成ソリューション「Guru Job VR」を医療従事者向けとして開発。
その第一弾として不整脈の一種である心房細動の名医による手技をVR化しました。
ジョンソン・エンド・ジョンソンのバイオセンスウェブスター事業部の疾患領域となる不整脈の診断及び治療を支援する機器「CARTO®3(カルト スリー)」を用いた「カテーテルアブレーション治療」を高精度360度カメラで撮影することにより、従来手術室に入れる医師の人数に限りがあり名医の手技を学ぶことが難しかった問題を、いつでもどこでも体験可能にしました。
以下プレスリリース
■名医の手技を隣に立っている視点でいつでも、どこでも、何度でも体験可能に!
心房細動は潜在的な患者数も含めると、100万人を超えるといわれています。また脳梗塞をはじめとした合併症を併発するリスクもあることから、早期診断と治療が必要とされています。その治療法の1つである「カテーテルアブレーション治療」は、治療時間の短さや傷の小ささから患者さんへの負担も軽く、一回の治療で治せる可能性がある注目の治療法です。
実際の治療の現場は、限られた人数しか見学ができないため、名医の技術を伝えきれていないことが難しいとされ、医療現場での手技の浸透に時間を要することが課題となっていました。今回の医療研修VRでは、実際の治療を行う医師と同じ視点で手術を体験することができ、名医が監修する解説とともに手技を学ぶことができます。それにより技術向上だけではなく、研修にかかるコストや時間の軽減が可能となります。
医療研修VRの特徴
・名医の手技を、解説や医療機器情報とともに間近で見ることができる。
・何度でも繰り返し体験することで、確かな技術の習得を実現。
・症例のプライバシー保護対策や、衛生対策において行き届いた配慮が可能。
・時間、移動、費用面でのコストが大幅に抑えられる。
両社は今後も、様々な医療の現場を高精度VR化し、医療業界におけるVR研修、技能実習への活用を共同で研究開発行うとの事。
■人材育成ソリューション「Guru Job VR」とは
Guru Job VRは、これまで多くのテレビ局などに“プロフェッショナルVRソリューション”を提供してきたジョリーグッドが、その高精度なVRテクノロジーと独自に開発した“VR内行動解析AIエンジン”により、安価で高機能な“職場体験”や“VR研修”を提供するサービスです。
■関連リンク
株式会社ジョリーグッド
https://jollygood.co.jp/