V-Tuber ZERO

VTuberオリジナル楽曲ノンストップMIX-CD「VirtuaREAL MIX.01 mixed by DJ TAMU」リリース記念イベント オフィシャルレポートが公開

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次世代カルチャーを創るマネジメント事務所「USAGI Production」の代表であり、自ら作曲やDJもこなすTAMU氏が総勢37組の豪華アーティスト陣が参加したVTuberオリジナル楽曲ノンストップMIX-CD第1弾「VirtuaREAL MIX.01 mixed by DJ TAMU」をリリース。これまでVTuberオリジナル楽曲アルバム「VirtuaREAL」をリリースしながらイベントもこなしてきた「USAGI Production」が、初のMIX-CDをリリースするのと同時に、リリース記念イベントをオンラインDJ&LIVEという形でTwitchにて無料開催した。

DJ&LIVEにはこれまでVirtuaREALに出演してきたVTuberから、今回が初主演となるVTuberに加え「USAGI Production」に所属するクリエイターまで総勢11組が出演。幅広いジャンルから「音楽」という共通テーマを軸に、個性豊かなVTuberやクリエイター達が過去最大規模となるVTuberシーンを主体としたオンラインイベントの様子をお届けする

文・編集 / 森山ド・ロ (https://twitter.com/doro0157)

VRMIX.01では、ライブパートの他にそれぞれ出演者とTAMU氏によるトークパートが行われた。出演者に対する深堀りから、近況報告まで、観客を飽きさせない工夫と、ライブとトークとのギャップを体感できる音楽番組さながらの進行を見せてくれた。

トップバッターを飾った響木アオは、今回がVirtuaREAL初出演。初出演といっても、響木アオ自身、これまで数多くのオリジナル楽曲をリリースし、全VTuberの中でもトップクラスのリアルライブの経験を持つVTuberだ。そして、ジャンルに縛られない楽曲を歌いこなす彼女は、今回のライブでも可愛いPOPな楽曲からバンドサウンド、EDM系の楽曲を難なく歌いこなし、初出演・トップバッターというプレッシャーの中で立派なパフォーマンスを見せてくれた。

セットリスト

1.ヒビキズム
2.メルトワープ
3.ユメスクリーム
4.七色の風
5.おとなにならないおんなのこうさぎ
6.スタートの合図

続いて登場した星乃めあは、VirtuaREAL.01に参加し、リリースイベントの出演も果たしている。持ち前の明るさとパワフルな歌声で、見ているものを元気にさせる力強いライブをオンライン上でも関係なく披露してくれた。最近発売された初のアルバム「START!!」の楽曲や、カバー曲を披露し、歌唱力の高さは言わずもがな、星乃めあというアーティストはステージ上で更に輝く存在だと改めて認識させるようなパフォーマンスを見せてくれた。

セットリスト

1.GROUND-ZERO
2.Starlight
3.リライト
4.Step up Super Star!!

DJパートで登場したtakashima氏は、VirtuaREAL.01で「Pink Gorilla」を手掛けているUSAGI Production所属のクリエイター。この日は、VTuberの楽曲を主体としたDJプレイを披露し、VirtuaREALの楽曲も織り交ぜながら観客を沸かせていた。

続いてのライブパートは、VirtuaREAL初出演となる希来里パイ。独特の世界観と、ハイセンスな楽曲をVTuberの音楽シーンに落とし込んだ新鋭である彼女は、この日のライブでも世界観を全開に演出したステージで、初出演とは思えないほどの堂々としたライブを披露した。ライブ中に浮かび上がる歌詞やカメラワークなど、演出全てがハイクオリティで、オンラインライブの良さを全面に引き出した圧倒的なパフォーマンスで観客を釘付けにした。

セットリスト

1.Awaken of pie pie lie lie
2.The Dirty world – 濁る世界
3.ラビュリントス
4.極東騒
5.π的健康快楽思考

VTuber事務所「ホロライブプロダクション」からさくらみこ、そして裏方として活動しながらDJとしてVirtuaREAL.XXにも出演した友人Aが登場。友人Aは、ホロライブ関連の楽曲からHIPHOPなど、様々なジャンルの楽曲を流しながらも自身が好きな楽曲を満遍なくセレクトしたプレイを披露。今回友情出演として出演したさくらみこは、オリジナル楽曲を歌い上げ、初のオリジナル楽曲「マイネームイズエリート」で開幕盛り上げながらも、「サクラカゼ」でしっとりしたパフォーマンスを披露した。パフォーマンスは、再び友人Aに変わり、最後はホロライブ全体曲「Shiny Smily Story」で友人AらしいDJプレイで幕を閉じた。

セットリスト

-友人A-
1.おちゃめ機能/ホロライブver.
2.メランコリック-wataAme remix-/角巻わため
3.ヒトガタ/HIMEHINA
4.助演男優賞/Creepy Nuts
5.おしゃれ番長feat.ソイソース/ORANGE RANGE
6.OPENING/KMNZ
7.SPASSO[BAD TIMES リマスターver.]/RIP SLYME
8.まほろば○△/ポルノグラフィティ
9.Hello/capsule
10.陰謀論/tofubeats
11.Misery[Chtmore Got Da Funk Mix]/マルーン5
12.△/パスピエ
13.天球、彗星は夜を跨いで/星街すいせい
14.Os-宇宙人/エリオをかまってちゃん
15.打打打打打打打打打打/ヒゲドライバー
16.ダメダメのうた/LADY Q
17.キラッ！満開スマイル/島村卯月、小日向美穂、佐久間まゆ、櫻井桃華、双葉杏
18.switch/chelmico
19.ディスコミュ星人/兎田ぺこらver.
20.Say!ファンファーレ!/白上フブキ
21.Shiny Smily Story/hololive IDOL PROJECT

-さくらみこ-
1.マイネームイズエリート
2.サクラカゼ

VirtuaREAL.01収録曲、「Just Loving You」を手掛け、リリース記念イベントでもライブパフォーマンスを行ったハレトキドキが登場。ライブ開始から圧倒的な映像演出とアンビエントなインストで観客の度肝を抜く。みさつんの透き通るような歌声にbrinq氏が手掛けるエレクトロポップな楽曲がとにかく心地よく、オンラインライブならではの臨場感がフルタイムで体感できるようなパフォーマンスを披露してくれた。アッパーチューンである「キスミー」から、「Just Loving You」のセルフカバーも飛び出し、オンライン上でもハレトキドキらしいライブを見ることができた。

セットリスト

1.intro
2.タッチミー
3.GET WILD
4.GET MY LOVE
5.Just Loving You
6.inter lude
7.熱くEURO BEAT
8.キスミー

「DOGMA」という楽曲をご存知だろうか。この日VirtuaREAL初出演となったにじさんじ所属のシスター・クレアのオリジナル楽曲である「DOGMA」は、今やVTuberクラブシーンでは絶対と言っていいほど流れるアンセムだ。「救済執行」というワードと中毒性あるトラックが特徴的で、今回出演したシスター・クレアはそんな「DOGMA」とは対象的に透き通る声と優しい歌い方で観客を魅了した。最後にはにじさんじ1周年記念楽曲である「Virtual to Live」をサプライズ披露し、今後アーティストとしてライブ活動にも期待したくなるようなパフォーマンスを見せてくれた。

セットリスト

1.春擬き
2.変わらないもの
3.Virtual to Live

DJパートで登場したD.watt氏は、アップテンポのVTuber楽曲を織り交ぜながら、自身が手掛ける楽曲で文脈あるセットリストで観客を沸かせた。特に最後の「Aqua Loop/式部めぐり」→「DANCE is the answer/紡音れい」→「D.I.Y./BOOGEY VOXX」の怒涛のVTuberシーンを彩った選曲には沸く以外の選択肢がなかった。

イノナカミュージック所属のAZKiは、「VirtuaREAL.00」収録曲である「ハートビート」を開幕で披露。約1年前に開催されたリリース記念イベントを彷彿させる選曲に、AZKiの感情の乗った歌声がオンライン上のステージに響き渡る。そこから「Eternity Bright」、「Error」、「Fake Fake Fake」と、オンラインイベントでしか見られないアッパーチューンの連続に「近所迷惑にならない程度に盛り上がって」と、観客の熱量も自然と上がりっぱなしだった。リアル世界でライブができない現状に「できないことからコツコツと一歩一歩積み重ねてまた一緒に世界を作っていきましょう」とAZKiらしいMCと共にそんな思いを込めて「Creating world 2020 ver.」が最後に披露された。

セットリスト

1.ハートビート
2.Eternity Bright
3.Error
4.Fake Fake Fake
5.Creating world 2020 ver.

VTuber最後の出演は、「VirtuaREAL.01」でもお馴染みの朝ノ瑠璃&朝ノ茜の姉妹ユニットが登場した。開幕それぞれがソロ曲を披露し、アーティストとしてのポテンシャルの高さが伺えるようなパフォーマンスを見せてくれた。そしてトークパートを挟んで、最後は姉妹で歌う「MASAKARI」が披露された。ソロの時とは違い、2人の息の合ったユニゾンに開演から5時間経っているとは思えない程にボルテージは更に上がっていった。映像の演出と2人の大胆な動きがライブに臨場感を与え、この日VTuberのトリを飾った姉妹の堂々たるライブを体感することができた。

セットリスト

1.忍び忍ばずHigh Tension☆
2.トモシビライズ
3.MASAKARI

この日の主役と言っても過言ではない、「VirtuaREAL MIX.01」をリリースしたTAMU氏が最後に登場した。自身のRemixを織り交ぜた選曲でTAMU氏らしいDJに加え、この日のために作られたという映像演出との組み合わせにより、最後の最後まで会場を沸かせていた。

リアルでライブが開催できない状況で行われたオンラインライブだったが、イベントとしてのクオリティは「VirtuaREAL」そのもので、ライブの演出や見せ方、全てにおいてクオリティが高く、リアルで見る「VirtuaREAL」をオンライン上でも体感することができた。それは「USAGI Production」というチームのポテンシャルの高さはもちろんのこと、ライブを彩るVTuber達が今できる最大限のライブを魅せることができたからに違いない。

Twitch 配信アーカイブ

■「VirtuaREAL.02」&「VirtuaREAL MIX.02」リリース決定

イベント終了後、USAGI ProductionからVTuberオリジナル楽曲アルバム第3弾となる「VirtuaREAL.02」のリリースとリリース記念イベント開催、そしてMIX-CD第2弾「VirtuaREAL MIX.02」の制作が発表された。「VirtuaREAL.02」は2020年8月16日リリースで、リリース記念イベントの詳細やアルバム参加者の発表は後日行われる。

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