「VirtuaREAL MIX.02 mixed by DJ TAMU」リリース記念イベント オフィシャルレポートが公開!『VirtuaREAL.03』2021年7月リリースも決定!







2021年3月28日(日)、次世代カルチャーを創るマネジメント事務所「USAGI Production」の代表であるTAMU氏が、VTuberオリジナル楽曲ノンストップMIX-CD「VirtuaREAL MIX.02 mixed by DJ TAMU」をリリース。それに伴いリリース記念イベントを秋葉原エンタスで開催した。

全38曲を収録したボリューム満点のMIX-CDから、MaiR、かしこまり、エルセとさめのぽき、ヒヅキミウ、ミツルギリア、ナギナミ、希来里パイの6組のVTuberとUSAGI Productionからお馴染みのクリエイター陣、そして今回MCとして天輝おこめが参戦したリリース記念イベントには、新型コロナウイルスに配慮しながら多数のファンが参加。超豪華メンツと先鋭たるクリエイター陣が、限られた状況下の中で最高のライブを演出したイベントの様子を今回レポートしていく。

文・編集 / 森山ド・ロ (https://twitter.com/doro0157)
写真 / クロブチ (https://twitter.com/ozizo_midnight)

■ヒヅキミウ&ミツルギリア

VTuberライブパートでトップバッターを飾ったのは、VirtuaREAL初登場となるヒヅキミウ&ミツルギリア。緊張を隠しきれなかったMCパートとは裏腹に、ライブパートでは堂々としたパフォーマンスを各々が披露した。サビの転調が特徴的で、メッセージ性が強い1stオリジナル楽曲「Astrolabe」をミツルギリアが完璧に歌いこなすと、バトンタッチで登場したヒヅキミウが残りの2曲を披露していく。ミツルギリアが歌った「Astrolabe」とはだいぶ雰囲気が違う「こんみゅるんと☆スタート!」を元気いっぱいに歌っていく。そして最後にVirtuaREAL MIX.02にも収録された「アカペラハート」を披露。どこか懐かしい気持ちになる楽曲をしっとりと歌い上げる姿は印象深く、元気のある曲から落ち着いた曲まで曲の色をしっかりとなぞるようなパフォーマンスに、アーティストとしての意識やクオリティの高さが垣間見れた。同じWACTOR所属の2人だが、いつか2人のユニゾンが聞けるライブが来ることを願う。

1.Astrolabe
2.こんみゅるんと☆スタート!
3.アカペラハート

■かしこまり

2番目のライブに登場したかしこまりは、VTuberとして4年目に突入、そして2021年から個人勢として活動することになったりと、彼女自身大きな変化があった中で久しぶりのリアルライブに降臨した。取り巻く環境の変化はあれど、相変わらずの歌唱力と表現力に加え、持ち前の元気印のキャラクターと音楽に対してひたむきな姿勢は相変わらず目を見張るものがあり、彼女が長年愛されている理由だろう。テクニカルな歌唱力云々ではなく、自身が楽しむ姿勢や、気持ちのこもったライブをこの日も全力で披露した。「ルーティン」を皮切りに「ナイトストーリー」「virtual cinema」と軽快なトークと共に会場を盛り上げ、思わず聞き惚れてしまうライブと、見ているだけで元気になる彼女にしかできないライブを見ることができた。

1.ルーティン
2.ナイトストーリー
3.virtual cinema

■The Herb Shop

DJパートのトップバッターで登場したThe Herb Shopは、ライブパートから一気にクラブの世界へと引き込むようなプレイを見せてくれた。重低音が羅列した音からVTuber楽曲も組み込んだセットリストで、「クラブミュージック×VTuber」というVirtuaREALの特徴的な側面をDJトップバッターから披露した。フロアに集まった観客も、ライブからクラブの雰囲気に飲まれることなく全力で踊る姿が印象的で、あまり声を出せない状況の中で体を動かすことで現場の高揚感を感じていた。

■希来里パイ

独創的な世界観と癖になる楽曲、そして様々なクリエイティブ活動を行うππ来来の希来里パイがリリースイベントに降臨した。数多く存在するVTuberの中でもここまで世界観を作り上げながらライブができるアーティストは少ない。業界のキラーチューンでもある「ラビュリントス」のosirasekita Remixや初披露となった新曲「とけかけあいすくりん」など、一度聞いたら頭から離れない楽曲を世界観と2重に組み合わせていく。近代的なライブステージに、どこか哀愁を感じてしまう楽曲は、とにかく見ていて五感が揺さぶられてしまう。独創的な世界観と、不思議なオーラを放つ希来里パイのライブセットに言葉を失っていると、一瞬で時間が過ぎてしまっていた。

1.孤独と望郷
2.極東騒
3.モクアミ
4.Awaken
5.静寂と喧騒
6.ラビュリントス (osirasekita Remix)
7.Aganushi in me
8.とけかけあいすくりん

■ナギナミ

息のあった振り付けと、バックバンドの生演奏、フレッシュなライブパフォーマンスで開幕から観客を沸かせたナギナミが登場。2人のライブの最大の特徴は何と言ってもハモりだろう。細かい歌い分けと2人が織りなすハモりがライブを鮮やかに彩っていく。キュートな歌声を持つナギと力強い歌声を持つナミの相対的なボーカリスト同士のユニゾンは、Aメロからサビまでとにかく心地よく、バックバンドのリズムに合わせて踊る姿も相まって”楽しさ”が全面に伝わってきた。そのクオリティの高さに、ライブに向けた類い稀な努力と、見ている人を楽しませようとするエンターテイメント精神があどけない2人から終始感じ取れるライブだった。

1.クロスエメラルド(Live ver.)
2.I’m alive(Live ver.)
3.夕凪Resolution(Live ver.)
4.Brand-new Era(Live ver.)
5.Dreamin’ Summer Girl(Live ver.)

■TAMU

今回天輝おこめと共にMCを務め、DJとしても会場を沸かせたTAMUは、VirtuaREAL MIX.02からカルチャーを浸透させるようなプレイを見せてくれた。アンセムからコアな部分まで界隈のファンを幅広く唸らせるようなセットリストは、VirtuaREALでプレイするTAMUの特徴であり、どんな客層でも楽しませてくれるような時間を今回も提供してくれた。何よりもTAMU自身が全力で楽しみながらプレイしている姿を見て、観客全員がためらいなく踊り明かせるきっかけになっているのは間違いない。

■エルセとさめのぽき

VirtuaREAL初のライブイベント「VirtuaREAL.00」が初のライブとなったエルセとさめのぽきが再びVirtuaREALの舞台に登場。思い入れ深いであろう久しぶりのVirtuaREALの舞台を深海の奥深くまでライブを見ている人全てを誘っていく姿は、2年前の初舞台から変わっていない。そのクオリティを奮うかのように開幕「まぼろし」でいきなり2人のユニゾンにど肝を抜かれる。エルセの透き通る高音に、包み込むようなぽきの歌声が力強くも優しくエルセの歌声に重なっていく。そこから「SUPERNOVA」「deep in」と、2年前のライブではまだ見られなかったセットリストで、新しい2人の世界をVirtuaREALに落とし込んで行く。楽曲のクオリティもそうだが、ライブで見せてくれるパフォーマンスこそがエルセとさめのぽきの真髄ではないだろうか。それは2年前のライブでも感じたことを思い出した。

1.まぼろし
2.SUPERNOVA
3.deep in
4.星詠みの唄

■MaiR

星乃めあ改め「MaiR」として新生歌姫として躍進し続ける彼女にとってVirtuaREALの舞台は懐かしさもあり、新鮮さも感じ取れるライブだっただろう。開幕「GROUND-ZERO」のライブとの相性に衝撃を受けた。この日MaiRの格好よさを凝縮したようなライブセットが怒涛のように展開される。名義変更はあれど、アーティストとしての意識のブレや大事な部分においての方向性は変わっていないことは重々わかってはいたが、ライブにおける気迫や歌唱において確実に進化していることがライブを通して感じ取れた。曲の合間のトークや、曲中の煽りといった部分は、MaiRならではのリズムで展開されており、特に最後の「Step up Sper Star!!」は星乃めあだった頃の彼女と照らし合わせながらエモーショナルな感情になった人も多かったはずだ。

1. GROUND-ZERO / MaiR
2. Starlight / MaiR
3. Shout My Life / MaiR
4. Step up Sper Star!! / MaiR

■D.watt

VirtuaREAL MIX.02リリースイベントのトリを飾ったのは、DJとしてもコンポーザーとしても業界のキーマンとして活動するD.watt。自身が手がけた楽曲から、業界のアンセムを織り交ぜたセットリストでまさにトリらしい圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。VTuberのライブとDJの組み合わせがVirtuaREALのイベントの特徴ではあるが、ライブだろうがDJだろうが全力で楽しむ観客が集まる光景に、ライブに負けじと観客を全力で楽しませようとするDJ陣の意識の強さを今回のイベントでも感じることができた。

■重大発表「VirtuaREAL.03」2021年7月リリース決定!

USAGI Production Twitter
https://twitter.com/usagipro777
USAGI Production YouTubeチャンネル
https://t.co/WHrQHmhKl8?amp=1

©USAGI Production All Rights Reserved.
©BOLT. inc.