V-Tuber ZERO

花魁VTuber「由宇霧」、”バーチャル”だからこそ出せた”リアル”な自分

みなさんは「由宇霧(ゆうぎり)」というバーチャルYouTuberのことをご存じだろうか?

キズナアイも所属するActiv8株式会社のバーチャルタレント支援プロジェクト「upd8」にも参加しているミギナナメ上の個性を発信する集団「ミギナナメ/」の一員であり、バーチャル遊郭でお仕事をしながら動画投稿やライブ配信などの活動を行う”花魁”VTuberだ。

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由宇霧は花魁という仕事を活かし、普段の動画やライブ配信では「男女の性」というなかなかに切り込んだテーマを語っている。

[引用]由宇霧ちゃんねる|YouTube

しかし、ただ”エロ”に走っているではなく、その内容は男の視点から見ても思わず「おぉ…。」となるような”真面目なエロ話”を語っている。

時にはリスナーから親や友達には相談しづらい悩みや質問をマシュマロで受け取り、自分の意見だけではなくリスナーたちの意見も交えて真剣に議論する様子も配信では見られる。
これは男女の性の相互理解に貢献していきたいという本気で思っているからこそ出来る芸当なのだろう。

そんな由宇霧が、最近手軽に文章や写真、イラストなどを投稿できるブログのようなサービス「note(ノート)」を始めたらしい。その内容が反響を呼んでいるそうだ。

彼女は”バーチャル”な存在だが、その内容が非常に”リアル”で、自分の過去のことや両親のこと、そして現実の自分のことを赤裸々に語っていた。

普通のバーチャルなら内側に抑えて出さないような部分を、バーチャルになったからこそ曝け出しているんだろう。
普通のバーチャルってなんだよ、って話なのだが。

なんというか、自分はバーチャルな存在というのは”新しい自分”になりたいとか、”別の人生”を体験したいとか、そういう人がなるものだと勝手に思っていた。

しかし、彼女のそれは”等身大の自分”を表現する為のツールのようなものに感じた。
そういえば、あのキズナアイもドキュメンタリーにて似たような事を言っていた気がする。


※17:00~辺りから

バーチャルでは持って生まれたしがらみや制約とか、社会で生きていくうちに作られてしまったしがらみや制約から解放される事が出来ます。

由宇霧はnoteの中でこのように綴っている。
きっと彼女は”新しい自分”ではなく、”本当の自分”になりたかった、いや、なれたんだろう。

日々様々なキャラクターが誕生し共生するこのバーチャル界で、
万人受けとはいかないかもしれないが、ありのままに性について語るVTuberがいたっていいじゃないか。

自分のやりたいようにやって、それを受け入れてもらえるのはとても素敵なことだと思う。

誰よりもリアルを語る花魁VTuber由宇霧のこの先の展開が非常に楽しみだ。

■由宇霧

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Text by zero