V-Tuber ZERO

3つの個性が混ざりあったライブ空間。「バーチャルエンタス」レポート

2018年11月4日(日)、東京・秋葉原のエンターテイメントスペース「エンタス」が主催のライブイベント『バーチャルエンタス』が開催された。

第1回目のパーソナリティとしてSHOWROOMer「東雲めぐ」が、ゲストとしてMonsterZ MATEの男性VTuber「コーサカ」、エイベックス所属のバーチャルアーティスト「奏天まひろ」が登場。

本イベントは3部制で行われ、筆者はその第1部に参加させていただいたので、ライブの内容や会場の様子をレポートしていこうと思う。

■30分前から長蛇の列が

11:30開場の30分前に会場に着いたのだが、秋葉原オノデン本館5Fにあるエンタスにエレベーターに向かうと、スタッフから「まだ準備中なので階段に整列をお願いします。」と言われた。
※プレスと伝えるのを忘れた為。
スタッフが言うには最後尾は3階辺りとのことだったが、予想に反して列は2階まで伸びておりリアルイベントへの関心が見て伺えた。

その後スタッフにプレスであることを伝え先に会場に入れて貰えたのだが、グッズを購入するファンと展示を見るファンで既に会場の外は大勢の人で溢れている状況。

階段を上がったところには東雲めぐが作成したイベント紹介動画が流れるモニターが設置されており、イベントに来たファンたちを出迎えていた。

会場入り口でめぐちゃんがお出迎え。

正面の展示スペースには各出演者の設定資料や動画サムネイル、イラストなどが数多く展示。
その中でも、東雲めぐが通う日和丘高等学校の等身大制服レプリカは一際ファンの関心を集めていた。

東雲めぐ日和丘高等学校制服等身大レプリカ

これは裏話だが、当日展示されていた制服は「東雲めぐ」本人のものであった為、ライブで登場した際の東雲めぐの衣装が”夏服”だったとのこと。
先日のゲリラ配信でぼそっと言っていたらしいのだが、気付いた人はいただろうか?

また、物販スペースには東雲めぐ、コーサカ(MZM)、奏天まひろのグッズが販売されており、先行販売の東雲めぐ新作グッズは売り切れるものが出るほど盛況だったようだ。

■会場内の様子

開演時間になると外に待機していたファンが一気に会場に流れ込んできてすぐに満員状態に。

流石は子供向けのコーナーを持つ東雲めぐと言うべきか、小さいお子さん連れのお客も見られた。
女子高生・ラッパー・アーティストと、個性がまるで違う3人が揃うとファンの層もバラバラでなかなかに面白い光景だ。

開演時間を迎えるとステージに設置された巨大モニターにパーソナリティである東雲めぐが登場。
お決まりの挨拶「はぴふり~!」をファンと共に行い、一気に会場全体を自分色に染め上げた。
立っているファンの挨拶の大きさに対して「えぇ~?」と、おどけて見せる姿も。

会場のファンに挨拶を行うめぐちゃん

挨拶を終えるとゲストのコーサカと奏天まひろが登場しトークを開始。
東雲めぐとコーサカの出会いの話や、東雲めぐのオリジナル曲「ぐみのうた」のカバーの話など、和やかなムードで3人の会話は盛り上がりを見せた。

トークで盛り上がる3人

■3つの個性が混じり合ったライブ

それぞれ3人のコール&レスポンスによって会場の熱気は最高潮となり、いよいよリアルライブステージがスタート。
まずはコーサカがソロ曲「ペトリコール」を披露。

ファンのペンライトがコーサカのカラーである紫一色になり、曲調の合わさりお洒落な雰囲気が会場を包みこんだ。
続いて間髪入れずに奏天まひろが10月20日の1st LIVEで発表したばかりのオリジナルソング「WONDERLAND」を熱唱。

オリジナルソング「WONDERLAND」を披露する奏天まひろ

一変して”青”に染まった会場で踊りながら歌う姿はアイドルそのもの。
本当に彼女がそこに存在しているかのようなリアル感に心底驚かされた。

そして3曲目、今度は東雲めぐがステージに登場し、ボカロ曲「メランコリック」を披露した。

今度はオレンジへと色を変えた会場に東雲めぐの優しい歌声が響き渡り、2人とはまた違った魅力がファンを魅了した。
そして4曲目、再び奏天まひろが姿を現し東雲めぐと「きみとはじまるよ。(作曲:そそそP、作詞:東雲めぐ)」をデュエット。
この楽曲は東雲めぐが活動を開始し、はじめてファンから提供されたものでめぐるーまー(※東雲めぐのファンの総称)にとっても思い入れのある曲だ。

東雲めぐと奏天まひろのデュエット

同年代でもタイプが全く違う2人が、楽しそうに同じ曲を歌う姿に心から癒された。
そして最後は3人で「ぐみのうた」をライブアレンジ。

最後は3人で「ぐみのうた」

まるでペンライトの色の様に曲調が次々と変わる3人のライブ空間に、思わず写真を撮るのを忘れてしまう程魅入られていた。

わずか30分と短い時間ではあったが、ジャンルという概念に囚われない”自由なバーチャルらしさ”が出た素晴らしいライブイベントだったと思う。

最後は笑顔でお別れ

こうしてあっという間に第一部が終了。
東雲めぐは今回初のライブやゲストを呼んでのイベントだったにも関わらず、落ち着いた良い進行ぶりだった。

バーチャルタレントとファンたちが直接コミュニケーションがとれるリアルイベントが、これからどんどん増えていくかと思うと非常に楽しみだ。

おまけ「壁に書かれた東雲めぐのサイン」

■出演者

東雲めぐ

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コーサカ(MonsterZ MATE)

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奏天まひろ

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■関連リンク

バーチャルエンタス特設サイト
http://cp-site.com/v_entas/
エンタス公式HP
http://entas.jp/

Text by zero