オンラインDJ&LIVE『VirtuaREAL.02』リリース記念配信イベントオフィシャルレポートが公開 USAGI Productionプロデュースのアイドルグループ結成、「MIX-CD第2弾」&「VirtuaREAL.03」2021年新春リリースも決定！

次世代カルチャーを創るマネジメント事務所「USAGI Production」が、VTuberのオリジナル楽曲のコンピレーションアルバム『VirtuaREAL.02』のリリース記念配信イベントを、8月15日(土)、16日(日)の2日間開催した。

今回のイベントも、5月に開催された「VirtuaREAL MIX.01 mixed by DJ TAMU」リリース記念イベント同様、新型コロナウイルスの影響でオンラインDJ&LIVEという形でTwitchにて無料開催した。総勢18組の出演となったVirtuaREAL最大規模となったオンラインイベントの様子をお届けする。

文・編集 / 森山ド・ロ (https://twitter.com/doro0157)

■DAY 1
■DAY 2
■重大告知
- USAGI Productionプロデュースのアイドルグループ結成
- MIX-CD第2弾&VirtuaREAL.03が2021年新春リリース決定
■関連リンク

■DAY 1

VirtuaREAL.02リリース記念イベントのトップバッターを務めたあおぎり高校は、各々がソロ曲を披露した後、VirtuaREAL.02収録曲「トリコロール・ステップ」を披露した。石狩あかりの力強い歌とアイドルらしい可憐な水菜月夏希、そして歌が得意ではないと言っていた音霊魂子だが、そんな要素は全く感じさせない堂々としたパフォーマンスを披露した。
続いて登場したキミノミヤ&大蔦エルは、持ち前の英語力を活かした楽曲を披露。VirtuaREAL.02収録曲「Mirage」もそうだが、この2人のポテンシャルをフルに活かした楽曲とパフォーマンスは圧巻だった。終始心地よいサウンドに小刻みにリズムをとる様子は、VirtuaREAL初舞台とは思えないライブを見せてくれた。

<キミノミヤ&大蔦エルセットリスト>
1.インビジブル
2.Kiss Me
3.Mirage

「Mirage」を手掛けたtakashimaは、カバー曲やremixを織り交ぜたセットリストを披露。VirtuaREAL.02リリース記念イベント一発目のDJパートということもあり、音に飢えた観客たちが一斉に湧き上がる。このライブとDJ陣が交互に織りなすライブセットがVirtuaREALイベントの特徴であり、クリエイターとVTuberの融合が配信ライブでも炸裂していた。続いてライブパートに登場したもちぽこは、夏らしいセットリストで元気いっぱいのライブを披露、自らが全力で楽しむ姿が印象的だった。曲ごとに衣装が変化するというVTuberのライブではなかなか見れない姿が見られ、曲だけではなく目に見えてライブを楽しめる工夫があちらこちらに散りばめられていた。

続いて登場したTakachenco feat. エイム&VJさわは、楽曲と映像の組み合わせが光るDJセットを披露。自然と身体が動きそうなセットリストと、MVを背景に臨場感も垣間見える光景に、まるでクラブにいるかのような錯覚を覚える。メジャーな選曲からアングラまで幅広いキラーチューンに音楽好きの観客を唸らせていた。
ミディ&瀬戸美夜子のペアは、ミディのダンスナンバーが光るセットリストと瀬戸美夜子の愛らしい歌唱が再びVirtuaREALに降臨した。ノリノリでかますミディに対して落ち着いた雰囲気で静かに揺れる瀬戸美夜子、相性抜群のライブパフォーマンスに終始コメント欄が湧きに湧き上がっているのが印象深かった。

VirtuaREAL.02リリース記念イベント初日のトリを務めたBatsu feat.KMNZはまさかのリアルタイムコラボのサプライズで観客の度肝を抜いた。Batsuのハートフルなプレイは、見ている者以上に自身が楽しんでいることがはっきり伝わるのがわかった。KMNZは、HIPHOPビーツに軽快にノリながら、持ち前のコンビネーションがとにかく光るライブパフォーマンスを披露した。

■DAY 2

VirtuaREAL.02リリース記念イベント2日目のトップバッターで登場した水瀬しあ&菜花ななは、公募枠として出演を果たしたペア。ライブ前のトークでは緊張が全面に伝わる立ち振舞だったが、ライブでは持ち前の明るさと、息ピッタリの振り付けで観客の熱を一気に上げた。初ライブとは思えないパフォーマンスに、開幕から最高のスタートをきった。
続いて登場したThe Herb Shopは、「治安が悪い」というコメントが飛び交うパフォーマンスを披露した。初日のDJ陣とはまた違った色で、ダークな雰囲気からVTuberシーンのアンセムを織り交ぜたセットリストがまさに圧巻だった。

ピンキーポップヘップバーンは、癖になるキャッチーな楽曲もそうだが、ライブとしてのクオリティが非常に高いパフォーマンスを披露した。ライブ中の煽りから声量、盛り上がる場面での振る舞いは、まさにリアルライブを見ているかのような臨場感を感じさせた。アーティストとしてのポテンシャルの高さを実感するライブで、ピンキーポップヘップバーンの新たな一面が垣間見えた。そしてそんなピンキーポップヘップバーンの「スチャラカ☆タロリンパ」を手掛けたチバニャンは、DJのテクニカルな側面から、選曲で魅せるパフォーマンスを披露。カルチャーとしての文脈は今回のVirtuaREAL.02で一気に参入したと言っても過言ではないだろう。VTuber好きのファンが多い観客の中でも唸らせるようなライブセットに終始コメント欄はお祭り状態が続いていた。

まさかのVirtuaREAL参戦で衝撃を与えたビートまりお&伊東ライフのコンビは、バラエティに飛んだ選曲やパフォーマンスでとどめを刺すかのような衝撃をライブでも披露した。ビートまりおの鋭くも綺麗な高音ボイスと、癖になるような伊東ライフの優しい歌声の組み合わせがとにかく心地よく、ライブのクオリティは抜群に高かった。
そして続いて登場したMOSAIC.WAVは、圧巻の生演奏で会場を盛り上げた。カルチャーを先導してきたMOSAIC.WAVのライブは、今もなお新しさを感じさせながらも、世代的にはノスタルジーに浸れるようなライブに、悲鳴のような声援が会場内に飛び交っていた。

この日最も意外性と衝撃を与えたライブはナギナミのペアだろう。初のオリジナル曲にライブ、全てが初めてづくしとは思えないレベルのパフォーマンスに会場は騒然とした。映像的な側面から、歌唱力もハイクオリティで、事前に告知されていたオリジナル楽曲とダンスの初披露ととにかく情報量が多いライブだった。これからの躍進に期待が膨らむ姿をこの日目撃した観客の目に焼き付けた。
続いて登場したのは「USAGI Production」の代表であり、自ら作曲やDJもこなすTAMUが登場。盛り上がる楽曲を流しながらも不意をつくような選曲でこの日も会場を大いに盛り上げた。自らがMCも務め、この日最も説得力あるDJプレイを披露したと言っても過言ではないほどのパフォーマンスに会場の熱は上がりっぱなしだった。

<ナギナミセットリスト>
1.クロスエメラルド
2. 夕凪Resolution
3. I’m alive
4. Dreamin’ Summer Girl

可愛いを凝縮したようなライブと中毒性ある楽曲で会場を虜にした名取さなは、小刻みに横に揺れながら堂々としたパフォーマンスを披露した。癖になるような今回の収録曲「Chantして!!!!!」は、ライブでやると忙しいと本人が言っていたとおり、忙しくも聴いてる全員が全力で楽しめる楽曲だ。アーティストとしての側面も垣間見れた貴重なライブにファンのみならずみんなが笑顔になるような魅力を感じた。
続いて登場した友人Aとロボ子さんの組み合わせは、ロボ子さんの優しい歌声とまさかの友人Aの歌の参加にファンは驚きを隠せなかった。収録曲「アザミナ」では、ロボ子さんの雰囲気ある表現力と、友人Aのコーラスが合わさったクオリティ高いパフォーマンスが印象的だった。

VirtuaREAL.02リリース記念イベントのトリを務めたD.wattが登場。彼らしい王道かつ説得力ある選曲に、会場はラストスパートと言わんばかりの盛り上がりを見せた。選曲もそうだが、自身が手掛けた楽曲のマッシュアップなど定番と仕掛けの作り込みが圧倒的で、会場のコメントは常にハイスピードに動いていた。まさにラストを飾るにふさわしいパフォーマンスを見せてくれた。

＜Twitch 配信アーカイブ＞
https://www.twitch.tv/usagi_production