ホロライブ所属の「ときのそら」とバルス株式会社の「銀河アリス」が出演するARライブイベント『TUBEOUT!(チューバウト!)』vol.1が、2018年12月17日(月)にタワーレコード渋谷店にて開催。
関連記事:ときのそら×銀河アリスによるリアルタイムARライブ『TUBEOUT!』vol.1が12月17日(月)に開催!
『TUBEOUT!』は、バルス株式会社が実施するARライブの総称。
ライブではアーティストと来場者がスマートフォンを通じてコミュニケーションをとりライブ演出に参加できるなど、アーティストと来場者が一体となって楽しめる新感覚のライブエンターテイメント。
この度筆者もイベントに参加してきたので、ライブの様子をレポートしていこうと思う。
【12月24日 追記】
TUBEOUT! Vol.1 のダイジェスト映像が公開されました。
目次
■開演前の様子
筆者はライブが始まる30分前に会場に到着。
入場すると、既にライブ会場は出口付近までファンで溢れかえり満員状態。
ステージのモニターには「YuNi」や「富士葵」等、人気VTuber達からのライブ開催のお祝いメッセージが流されていた。
また今回のARライブでは、事前に配られたQRコードからWEBアプリを起動し、ゲームやライブ演出に参加することができる。
モニターにも大きくQRコードが映し出され、いよいよライブ開演の時間となった。
■リアルタイムモーションキャプチャーによる圧巻の歌声とパフォーマンス
ライブが開始されると、まずはときのそらがステージに登場。
人気ボカロ曲、ろん×Junkyの「スイートマジック」を披露した。
歌がはじまると、会場のペンライトが全てときのそらのイメージカラーである”青”に変化。
幻想的な景色と一体感の中、ときのそらの美しい歌声が会場に響き渡った。
続いて入れ替わりで銀河アリスが”新衣装”で登場、「侵略ノススメ☆」と「太陽曰く燃えよカオス」を連続で歌とダンスを披露した。
一転会場のペンライトが銀河アリスのイメージカラーの”緑”と”黄色”に変わり、元気いっぱいな銀河アリスの歌声とダンスで会場は大きな盛り上がりを見せていた。
銀河アリスの新衣装は、キャラクターデザインも務めるp19氏(@practice19)が担当。
ちょっぴりセクシーなかっこかわいい衣装となっている。
チューバウト!でのアリスちゃんの新衣装デザインです
かっこよくてかわいくてちょっとせくしーを目指してみました 次回のライブも楽しみっ!!#チューバウト #そらリス#ときのそら #銀河アリス pic.twitter.com/XCx9JsdsRs — p19-胡桃いく
3日目西れ-69b (@practice19) 2018年12月17日
曲が終了すると、ときのそらがステージに再登場。
2人で挨拶と軽いトークをした後、会場にいるファンとWEBアプリを使用した「そらリス意識調査」を実施した。
「そらリス意識調査」は、2人が交互にファンに対して質問を行い、ファンはその質問を「YES」か「NO」の2択で答えて、YESと答えたファンの割合を徐々に減らしていくというもの。
手始めの『2人のチャンネル登録をしている人』という質問では会場モニターに「90%」の文字が表示され、まずまずの滑り出しとなった。
しかし、序盤は好調だったものの割合が減っていくごとに難しくなっていくこのゲーム。
ときのそらの『名前に”そら”が入っている人』という質問に対して、YESと答えたのはわずか「2%」。
なんとかそれ以下にしようと、銀河アリスが『UFOを見たことがある人』と”侵略宇宙人が何を言っているんだ”的な質問を繰り出すも、結果はまさかの「11%」。
地球やばくない?
この後、ときのそらが『会場にいる女の子の数』でリベンジを図るも、こちらも「6%」と下回る事はなくゲームは終了となった。
■流星をバックに新曲を披露
再びライブパートに戻ると、今度はWEBアプリを使って”ステージの背景に流れ星を流すことが出来る”という機能を紹介。
2人が歌っている最中にアプリの画面を「TAP」することで、背景に押した数の流れ星が現れひときわ幻想的なステージに。
また、ときのそらはオリジナル曲『未練レコード』と、新曲『海より深い空の下』(12月18日に動画も公開)を披露。
「未練レコード」はライブでは初、「海より深い空の下」はこれまでにないロックテイストな曲となっている。
こちらは前向きな歌詞で、みんなに歌って欲しいと後のMCで語っていた。
関連記事:ときのそら、ボカロPコラボオリジナル第4弾『海より深い空の下』を発表
続いて銀河アリスも先日リリースしたオリジナル曲『Someday Someday』と、新曲『Brand new Days』を披露。
「Someday Someday」は銀河アリスにとっての地球人類のことを書いた歌詞で、気持ちを込めて歌っている曲。
また、「Brand new Days」はしっとりとした落ち着いた曲で、もっとファンに身近に感じてもらえるようあえて自分の弱い一面を見せた曲になっているとのこと。
関連記事:銀河アリス初のオリジナル楽曲『Someday Someday』が配信開始
ダンスはバレエの振り付けを使用しており、ステージいっぱいに踊る銀河アリスの姿に感動すら覚えた。
ここで一旦休憩タイムにはいると、謎の”馬の耳に念仏コール”や、ときのそらの水分補給で歓声が上がるなど、良く調教されたファンとのリアルタイムコミュニケーションがとても印象的だった。
そしてときのそらの『太陽系デスコ』が流れると、会場はさらに熱を帯びペンライトを振る速さも激しさを増していった。
最後は2人で『ダンスロボットダンス』をデュエット。
アップテンポなダンスチューンをときのそらが歌い、銀河アリスが踊りながら合いの手を入れるという神コラボレーションに、気付けば筆者も自然と体を揺らしていた。
曲が終了すると、2人は名残惜しそうに「24時間やっていたい」「Vol,1だから次もあるよ」「また会えるよ」とファンを慰めながら会場を後にした。
LINE LIVEの中継もここで終了。
しかし、渋谷の夜はまだまだ終わらない。
■『天神子兎音』がサプライズ出演!
曲が終了し、2人がステージからいなくなるとすぐにアンコールが発生。
しかし、アンコールに現れたのはときのそらと銀河アリスではなく、まさかの”天神子兎音”がここで登場。
オリジナル曲『フーアーユーなんて言わないで』を披露した。
突然の神様登場にざわめく会場。
しかし、曲が始まると激しい和ロック感と疾走感で一気に”子兎音色”に染め上げられ、「子兎音! 子兎音様!」というコールが会場に大きく響き渡った。
大好きなVTuberの嬉しいサプライズ出演に、思わず取材を忘れてステージに見入る筆者。
しばらく写真も撮らずに口が開きっぱなしにしたまま茫然と観ていた。
曲が終わり、再びときのそらと銀河アリスがステージに登場。
3人でトークをかわし、本当に本当のラスト、3人での『いけないボーダーライン』を熱唱。
人気VTuber3人が目の前で動いて歌っている姿はまるで本当にそこに存在しているかのよう。
ARライブであることを忘れてしまうほどに、VTuberが自然なコミュニケーションをとっている姿に”未来”を見た。
今後は技術の進歩により世界中のどこでも気軽にARライブが開催できるようになるというのだから本当に楽しみだ。
天神子兎音は去り際に「次はメインで出してね。」と2人に言い残し、次回の共演に向けた前向きな姿勢を見せた。
こうして、約2時間にわたる史上最高に有意義な時間は幕を閉じた。
終演後は「ミートグリーティング」が行われ、ときのそらと銀河アリスがファンとチェキ撮影やトークなどのコミュニケーションを実施。
正直泣くほど羨ましかった。
イベントの様子は後日YouTubeにてダイジェスト動画が公開予定。
今回見れなかった方は是非こちらもチェックしてみて欲しい。
バルスはヒューマックスシネマと共同で、2019年春より池袋HUMAXシネマズを拠点としたARライブエンターテインメント事業を開始。
オープニングイベントとして様々な人気VTuberによるARライブイベント「TUBEOUT!」も開催予定だ。
関連記事:バルスとヒューマックスシネマ、2019年春より池袋HUMAXシネマズを拠点としたARライブエンターテイメント事業の開始を発表
アーティストと参加者が一体となって楽しめる、”リアルのライブすら超えた”次世代のARライブは、今後も大きな注目を集めることは間違いなしだろう。
Text by zero
■「ときのそら」とは
2017年9月から活動を開始し、2018年12月現在でチャンネル登録者数は20万人。
今年5月には衣装が新しくなり、アイドルに向かって1歩ずつ成長中。
歌とピアノとホラーゲームが大好きで、歌ってみた動画やホラーゲーム実況動画が人気。苦手なものは虫と暗記もの。
親友かつ裏方担当の「友人A」とクマのぬいぐるみ「あん肝」と一緒に活動中で、生放送はファンとのふれあいの場として大切にしている。
夢は一人前のアイドルになって横浜アリーナでライブをすること。
そのために色んなことに日々チャレンジしているが、コンビニ店員の真似や食レポ、10秒ピッタリでストップウォッチで止めるチャレンジなど、脱線気味なことも多い。
■「銀河アリス」 とは
2018年5月から地球人類を幸福にするためにやってきた侵略宇宙人。2018年12月現在でチャンネル登録者数は2万2千人。
相方のアシスタントの猫型ロボット(クロ、アオ、オレンジ、イエロー、ミケ…他多数)と共に、「カレー」「野球」「ロックフェス」「忍者」等、毎回様々なテーマで地球のことを学んでいる。地球に関する知識があまりにも無いため、クイズは苦手だが、ダンスは大得意である。
侵略活動以外でもゲーム実況や「激甘ペヤングを作って食べる」などいろんな事に挑戦している。
Twitterでたまに呟かれる不穏なメッセージから読み取れる隠された背景にも注目!
■「天神子兎音」 とは
エンターテイメントを通じて信仰を集めるために、2018年4月27日よりYouTube活動を始めた京都在住の神様。500歳。
アニメ、ゲーム、声優、歌うことが大好き。オリジナル曲『フーアーユーなんて言わないで』のMVが79万再生を突破。
■関連リンク
バルス株式会社
http://balus.co/
カバー株式会社
http://cover-corp.com/