VRChatを中心に活動するシンガーソングライター『ちも＊』は、過去に開催した1stソロライブ「Stories」を2025年6月28日（土）にVRChatにて再演することを発表しました。
再演ティザー動画：https://youtu.be/fSZpnIItp5E
■『 初めて』だらけの『Stories』初演
1stソロライブ「Stories」は、2025年3月22日にVRChat専用ワールドにて開催。
『Stories』初演Youtube：
https://www.youtube.com/live/R5nLONw1tPc?si=8KgaxpmKbGtgLIwK
曲間にはちも＊監修のもと、楽曲から受けたイメージをもとに創作された朗読に合わせ、ダンサーが舞うパフォーマンスも披露された。
立体的で幻想的なVRパーティクルに加え、歌詞をVR会場内で撮影しているカメラマンの映像に直接載せる技術など、『ちも＊』個人としても、VRChat内で行われるライブとしても新たな挑戦をし続け、大反響を呼んだ本ライブ『Stories』が
6月28日（土）、世界観を新たに再演を行うことが決定した。
■VRChatの音楽シーンの現状
VRSNS『VRChat』では、毎日数十種類ものイベントが開催されている。コンセプトカフェや雑談イベント、ゲーム集会など多種多様だ。
その中でも注目を浴び、一ジャンルとして存在感を増しているのが音楽イベントである。
音楽イベントもまた、日々様々な主催者が特色あるイベントを開催している。出演者が事前に決まっているスタンダードなイベントから、当日に自由に参加できるオープンマイク形式のイベントまで幅広く、出演時の広報活動や、カバー曲の演奏に関するJASRAC等との契約をイベント側で請け負うケースもあり、演者にとっては舞台を選ばなければ比較的容易に出演できる環境が整っている。
そんな比較的出演の容易な土壌が整いつつあるバーチャル空間での音楽シーンでも、特定アーティストに特化したソロライブの開催はまだ多くない。ほとんどの場合、複数クリエイターが関わった状態でライブ会場や演出、音響などをゼロから作る必要があるため、一組のアーティスト、一つの演目だけのために、数ヶ月をかけて専用のライブ会場をゼロから作ることは容易ではない。リアルライブと同じようにスタッフを集め、全員の日程を調整するのも非常に難しい。
演出や広報についても自分自身で企画しなければならず、さらに関係者全員がそれぞれ抱える感情や想いがあり、リアルライブと同等の熱量が存在している。その期待や責任が主催者に一身に降りかかってくるのだ。物理的な接触がない分、ライブ直前の不安や緊張は、ある意味現実のライブ以上に大きい場合もあるだろう。
VRChatのライブは、現地で同時に体験できる人数が多くてもせいぜい数十人であり、立体音響や空間全体を活用した演出などを完全に楽しめる人数は限られている。それを理解しながらも、気が遠くなるほどのクリエイティブをこなし、バーチャル空間でワールド・演出等をゼロから作り上げ『ソロライブ』を主催するユーザーが存在する。
彼らが最も大事にしているものは何か、ライブによって何を伝えたいのか、その原動力となる気持ちはいったい何なのか。
ちも＊の『Stories』について知ることで、VRChatの熱いクリエイティブシーンに一端に触れられれば幸いだ。
■『私の物語』をバーチャルの記憶に残したい。ライブ演出アーカイブ化への挑戦
物語を世界に残す方法は、必ずしも文字だけとは限らない。絵画だったり、音楽だったり、様々な方法があるが、今回はVRChat内での音楽・朗読・ワールドなど、VRならではの総合空間演出で表現している。
本公演はVRChat内だけでなく、ちも＊の公式YouTubeチャンネル『ちものへや』でも同時生配信される。生放送はもちろんアーカイブに残るが、ライブの会場は前回の公演ではアーカイブワールドが残らなかった。その理由は、ライブ会場がライブをするためだけの空間になっているからで、スタッフがいなければ文字通り何もないからだ。
その反省を踏まえ、今回の『Stories』再演では、ライブエリア以外にも探索ができるエリアをいくつか新設した。メインフロアから、今回書き下ろされた新曲『ただいま』『ワンルーム』の2曲＋初めてのオリジナル曲である『Aster』をイメージしたエリアを訪れることができる。
探索エリアは朗読のストーリーともリンクしており、事前に探索しておくとよりライブを楽しめるようになっているので要チェックだ。
さらに、本ライブでは6月28日に行われるライブの音楽・映像・パーティクル演出を全て記録して、後日アバターを除く表現の全てを再生できるアーカイブワールドとしてリリースを予定している。
ライブ中にしか楽しめなかった演奏や演出などを、YouTubeの画面越しだけではなく、VR空間内でいつでも見て体験できるようになる。
■VRChat社のクリエイターエコノミー機能を活用した演出
公演の演出にはVRChatのクリエイターエコノミーを活用する予定だ。クリエイターエコノミーとは、ユーザーが制作したコンテンツをリアルタイムで購入し、使用できる収益化の仕組みである。
例えば、ワールドにサブスクライブ機能で有料のVIPルームを実装することができたり、一時的にエフェクトを購入することでライブ中に任意のタイミングで演者を応援できる。
今回は購入者の名前が記載されたフラワースタンドや、ライブ中にのみ発生させられる特別なエフェクトを用意している。
VRChatの外にいても購入ができるので、ライブ会場に入れなかったユーザーも、フラワースタンドを購入することでちも＊を直接応援することが可能だ。
■公演詳細
タイトル：Stories
開催日時：2025年6月28日（土）20:30開場／21:00開演
会場：VRChat内 専用ワールド
演奏内容：オリジナル楽曲全6曲
再演ティザー動画：https://youtu.be/fSZpnIItp5E
サポートメンバー
・ドラム
Janku (from PHANTOM)：https://x.com/Janku_VR
・キーボード
awawa：https://x.com/awawainu
・ベース
なっち：https://x.com/nn_vrc
・ギター
HONNWAKA88
・ギター
Charaty
ダンサー
・ダンサー
なー：https://x.com/unavrc
スタッフ・クレジット
・企画
ちも＊：https://x.com/chimonimochi
・配信協力／ワールド制作／映像演出／動画制作
ムシコロリ：https://x.com/coloriLab
・動画制作
myun：https://x.com/myun_starlight
・イラスト・ロゴデザイン
zikaumu：https://x.com/zikaumuvrc
・朗読原作
線香：https://x.com/senko_vrc_
・朗読ディレクション／開演アナウンス
袋瀬うず：https://x.com/UzU_fukurose
・観客アバター制作
ちかど：https://x.com/chi_store20
・PA
・かき：https://x.com/kaki_vrc
・照明演出
Zenmai：https://x.com/zenmai223
・配信ディレクション
育良啓一郎：https://x.com/ikr_4185
・配信カメラマン
myun：https://x.com/myun_starlight
いあり：https://x.com/yutontan
タカラル：https://x.com/takalaru39
・フライヤー
ちも＊：https://x.com/chimonimochi
・当日スタッフ
しゅくろ：https://x.com/sycro_vrchat
へのへのもへじ。：https://x.com/hn0mh
■ちも＊ プロフィール
2022年末デビューのメタバース拠点のシンガーソングライター。英語・日本語・中国語を自在に操り、YouTubeやBilibiliを通じて日本文化を世界に発信しています。『リアルとバーチャルを繋げる』をテーマに、VRChatをメインに活動中。大阪スクールオブミュージック専門学校（OSM）VTuberエンターテインメント本科コース講師としても次世代クリエイター育成に貢献しています。
YouTube：https://www.youtube.com/@chimo_vtuber
X：https://x.com/chimonimochi
