VRで圧倒的なライブ感を実現した大鳥一姫 1st VR LIVE『バーチャルライブ(仮)』参加レポート!







クラスター株式会社がプロデュースを行う3人組歌唱系ガールズユニット「バーチャルアイドル(仮)」のメンバー『大鳥一姫(おおとり いつき)』は、2019年2月3日(日)にバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」にて初となるVR音楽ライブを開催。

VRライブは「cluster」内に作られた”ライブハウス”にて行われ、そのリアルに極めて近い臨場感や密閉間、ファンの熱量を体験できる素晴らしい空間となっていた。
今回筆者はデスクトップモードからの参加だったが、彼女の記念すべき初ライブにて感じたVRライブの良さや魅力をレポートしていこうと思う。

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■VRでライブハウスの臨場感を再現

clusterにログインし、会場に足を踏み入れるとまず出迎えてくれたのは”地下への入り口”。

ライブ会場入り口

実は今回のVRライブの後にクラスターの新オフィスに遊びに行かせていただいたのだが、このclusterと書かれた看板の部分は新オフィスのフロントをモチーフに作られているそうだ。

クラスター社 フロント

言われてみれば確かに。
知っている人が見たら思わずニヤニヤしてしまいそうな遊び心、嫌いじゃない。

地下の階段を下りていくと、そこには受付があり、バチャカリ運営の表川翠@MidoriOmotegawa)の姿が。
これもライブハウスで良く見る光景だ。本当に芸が細かい。
すぐ横の壁には今回の「バーチャルライブ(仮)」のポスターも貼られており、思わず記念撮影してしまった。

受付に立つ運営スタッフ

壁一面に貼られたライブポスター

更にその奥に進んでいくと、既に観客で満員状態となった会場とステージが現れた。

お世辞にも広いとは言えないが、これぞライブハウスという密閉空間に、昔からライブハウスに通いつめていた筆者としてはワックワクのドッキドキでテンションも爆上がりだ。

完全にライブハウスを再現した会場

観客の声は聞こえないハズだが、開演前のザワザワ感やステージの方から聞こえるギターやドラムの調整の生音で、”リアルなライブハウス”を完全に再現していた。

開演時刻となると、ステージにライトがあたり「大鳥一姫」が姿を現した。
そして1曲目に歌ってみた動画としても投稿もしている「シュガーソングとビターステップ」を披露。

初ライブとは思えぬほどに落ち着いて大人びた歌声を披露する姿に、観客もサイリウムを何度も振ってライブを盛り上げていた。
また、画面越しに見ているにもかかわらず、体が震えるほどの音響効果に思わず「おぉ…」と声を漏らした。

clusterでのVRライブの良いところは、自由に動き回って好きな角度からステージを見る事が出来る事だ。
もちろん他のアバターもいるのであまり動き回っては邪魔になってしまうこともあるので注意は必要だが、筆者はゴーストモード(他の人から見えない状態)だったので縦横無尽にこれでもかという位に動き回り様々なアングルから写真を撮りまくった。

これがリアルのライブだったらトラブルになっていてもおかしくない。

しかも手を伸ばしたら届きそうな距離で出演者を眺めることもできる、本当に素晴らし過ぎるぞcluster!

そして立て続けに今回初となる米津玄師の「LOSER」も披露。
赤いライトで真っ赤に染められたステージの上で格好よく歌う姿がとてもよく似合っていた。
LOSER」は歌ってみた動画としても公開予定とのことなので、こちらも楽しみにしておいてほしい。

2曲を歌い終えると、一旦ステージが明るくなりMCを開始。
節分の話となり、今年はどちらの方向を向いて恵方巻きを食べるのかという話題に。
また、「Vアイテム」のハートを使って観客と一緒に”豆まき“をする姿も見られた。

客席に向かって♥を投げる大鳥一姫

観客とアイテムを使ってリアルタイムのコミュニケーションが取れるのもclusterの良いところだ。

続いて、「新しい感じの曲を歌ってみる」と、CHiCO with HoneyWorksの「世界は恋に落ちている」を披露。
ここまで格好良い曲ばかりだったが、まさかの選曲に観客も大喜び。
CHiCO with HoneyWorksが好きだと言っていただけあり、感情が籠った歌声が会場いっぱいに響き渡った。

3曲目が終わると、ここで機材トラブルが発生。
一旦バチャカリ運営の表川翠がステージに登場し、場を繋ぐことに。
そこで、会場のどこかに先日発表されたばかりのバチャカリ3人目のメンバー「風見舞子(かざみまこ)」が遊びに来ていることを発表。

流石にこんなに人が多いと見つけ出すのは困難だろうと、ふと横を向くと、

風見舞子(かざみ まこ)

いたわ、こんなに近くに。

風見舞子は朗らかな性格ながらも、自身が得意とするダンス担当としてユニットを盛り上げていくそうだ。
彼女のライブデビューも楽しみにしておこう。

そんなこんなでトラブルも復旧。
再びステージに大鳥一姫が現れ、3曲目の感想を語った。

歌詞の中にあるセリフ「バカ…」の部分は、表川翠からの注文が多かったとか。
こちらも歌ってみた動画を公開予定。動画ではセリフの部分が”からかい”付きらしい。
普段とは大分違う印象の曲と言いつつも、本人はとても満足そうに見えた。

さらに、ここで同じくバチャカリのメンバー「前田花奈(まえだ はな)」がサプライズ登場。

前田花奈(まえだ はな)

登場するやいなや、「すっごい盛り上がってたよ!」「めっちゃライブ感!」と興奮気味で、「はやく3人で歌いたい!」とユニット活動への意気込みを示した。

そして「花奈の歌聴きたい?」と観客に問うと、2人で「ハッピーシンセサイザ」をデュエット。

前田花奈はこれがデビュー後初の生歌披露となるが、軽快なステップを踏みながら楽しそうに歌う姿にアイドルとしてのポテンシャルの高さを感じさせた。

曲が終わると、「緊張したけど楽しかった!」と屈託のない笑顔を見せ、思わず胸が高鳴ってしまった。
VRライブは気を抜くとすぐ恋に落ちるから気を付けなければ。

そして最後の曲として、今回初出しとなるオリジナル曲「キミジシン」を初披露。
本楽曲はギタリストである鈴木Daichi秀行氏(https://twitter.com/daichi307)が作曲・編曲を担当。
今回のライブの為に間に合わせてくれたのだそうだ。

彼女にピッタリな疾走感のあるロックナンバーで、曲が始まるとステージには「クラスターバンド」も登場。
まるで現実のライブを見ているかのような迫力で、周りの観客もこれでもかという程にサイリウムを振り回していた。

こうして「バーチャルアイドル(仮)」大鳥一姫の初めてのVRライブは大盛況のままに終了。

最後に前田花奈も再登場し2人で喜びを分かち合う様子を見て、「はやく3人でのライブも見てみたい」と、そう思えた最高にテンションの上がるライブステージだった。

この後別会場にてアフターパーティーも開催。
来てくれたファンとの交流をする様子は現実のライブハウスでもよく見た光景でほっこりしてしまう。

オリジナル曲「キミジシン」は後日YouTubeにて公開予定となっているので、大鳥一姫またはバチャカリ公式Twitterをフォローして続報を待とう。
VRのライブハウスから始まる彼女たち「バーチャルアイドル(仮)」のこれからの成長が非常に楽しみだ。

そして、cluster公式バーチャルタレントの「くらすたーちゃん」(@clusterVR)が出演するイベント「ゆるくら会 #8 大魔王襲来」も本日2月8日(金)21時よりclusterとYouTubeLiveにて配信予定だ。

ゆるくら会 #8 大魔王襲来
『小悪魔 vs 大魔王! 世紀末バトルをしよう』
配信日時:2月8日(金)21:00-22:00

clusterイベント会場

YouTubeLive会場

先日行われたclusterカンファレンスにて加藤社長も言っていたが、くらすたーちゃんがたくさん仕事を頑張れば”アイドルデビュー”も夢じゃないとのこと。
もしかしたらくらすたーちゃんのVRライブも遠くない将来開催されるかも…?

「バーチャルアイドル(仮)」や「くらすたーちゃん」をはじめとした、clusterのひきこもりを加速させる今後の展開に期待しておこう。

Text by zero

■セットリスト

1. シュガーソングとビターステップ
2. LOSER
3. 世界は恋に落ちている
4. ハッピーシンセサイザ(花奈&一姫)
5.キミジシン (オリジナル曲)

■イベント概要

『バーチャルライブ(仮)』

開催日時:2019年2月3日(日)
開催場所:cluster
チケット販売日時:2019年1月26日(土)20:00~
チケット販売枚数:200枚
チケット価格:1,200円

■バーチャルアイドル(仮)概要

“歌って踊れるバーチャルアイドルユニット”として定期的にYouTube上に楽曲を配信。SNSを中心に活動し、情報発信をしていく。
キャラの異なるメンバーが集まる3人組ユニットの特徴を活かし、今後様々な曲調の楽曲に挑戦していく。

■大鳥 一姫(おおとり いつき)

■デビュー:2018年12月9日
■好きなもの:歌、カラオケ
■苦手なもの:とりとめもない会話
■性格:少しひねくれていて、人付き合いが苦手
■特技:歌、勉強

YouTube

Twitter

■関連リンク

cluster公式サイト
https://cluster.mu/