初音ミクと人気VTuberたちが夢の共演!史上最大規模のVRライブイベント『Vサマ!』レポート







ActEvolve株式会社が運営するVRライブプラットフォーム「VARK」にて史上最大規模のVRライブイベント『Vサマ!』が開催された。

本イベントは、2019年8月24日(土)・25日(日)でそれぞれ昼公演と夜公演、計4公演から構成され、「YuNi」と「ミライアカリ」がメインMCを担当。各公演に3組づつ豪華出演陣が登場し、特別ゲストとして世界的に人気なバーチャル・シンガー「初音ミク」が出演した。参加方法には「Oculus Go」および「Oculus Quest」を使用したVRと、ニコニコ生放送が用意され、ニコ生とYouTubeでの一部無料配信も実施された。

今回筆者は全4公演通して参加してきたので、ライブの様子をレポートしていこうと思う。

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■【DAY1 昼公演】ファンと一緒になって作りあげるライブ

1日目の昼公演はVRにて参加。「VARK」では、自分が本当にライブ会場にいるかのような臨場感あるライブを楽しむ事ができ、さらに出演者がまるで自分だけの為に歌っていてくれているかのようなプレミア感を味わうことができる。これまでに何度も「VARK」でのイベントに参加してきたが、このような規模でのライブイベントは今回が初となる。

開演時間になり、カウントダウンから明けると1日目のMCである「YuNi」が登場。いつも通りのゆるーいトークで会場の雰囲気を和ませつつ、イベント内容を説明。1人目の出演者を紹介し、ライブの開始を宣言した。

まず最初にステージに現れたのは、カバー株式会社のVTuber事務所「ホロライブ」内の音楽レーベル「イノナカミュージック」に所属するバーチャルシンガー「AZKi」。オリジナル曲の『Fake.Fake.Fake』と『Creating world』を披露し、オリジナルギフトの”ツラニミズ(カエル)”が飛び交う中、美しい歌声を会場全体に響かせた。カエルに囲まれて歌う姿はいささかシュールではあったが、それ以上に圧倒的な存在感を放ち、トップバッターとして最高のステージを魅せてくれた。

VRならではの演出も

続いて姿を現したのは「Kotone(天神子兎音)」。ロックな衣装を身に纏い、オリジナル楽曲『フーアーユーと言わないで』を熱唱。本来「VARK」では観客の音声は届けることはできないのだが、”歓声”のアクションを上手く利用してコールアンドレスポンスを行うなど、流石と言わざるを得ない圧巻のステージを演出。続いて2曲目もオリジナルがくるかと思ったが、衣装に似合うDECO*27の『ヒバナ』を選曲し、VRライブとは思えぬほどの熱量を感じた。

3組目として現れたのは「おめがシスターズ」の2人。『ほうき雲』では双子ならではの美しいハーモニーを響かせるも、ギフトの”うんちゃん”が大量にステージに落ちている中で歌っている姿に「なんだこれ…」と思わざるを得なかった。さらに、オリジナル楽曲『シンクロニティ』ではステージから飛び降り、木の棒にささったソレを観客につけようとするなど、専用ギフトによって観客と一緒にステージを作りあげるおめシスらしい個性溢れるステージだった。

そして次に登場したのは特別ゲストの「初音ミク」。ステージの上であの初音ミクが『こっち向いて Baby』を踊って歌っているという事実だけでも最高なのに、眼前に瞬間移動してウインクまでされたら、もう”可愛い!!”と叫ぶしかない。

昨年9月に開催された『TOKYO GIRLS COLLECTION presents TOKYO KABUKI GIRLS』にて「キズナアイ」と「初音ミク」が共演を果たしたが、あれから約1年、ついにVの音楽イベントに初音ミクが出演するという夢のようなイベントが実現した。

最後にMCの「YuNi」がオリジナル楽曲『Write My Voice』を披露。1st VRライブから約8カ月ぶりとなる「VARK」のステージに、バーチャルシンガーとして更なる成長を遂げた彼女の透明な歌声が響き渡り、筆者の涙腺は無事決壊。「Oculus Go」の中を涙で濡らしつつ、1日目の昼公演が終了した。

■【DAY1 夜公演】思わず釘付けになる迫力のステージ

昼間の興奮冷めやらぬまま、1日目の夜公演が開始。引き続きMCを「YuNi」が務め、1組目として「まりなす(仮)」から「奏天まひろ」と「燈舞りん」が登場。「まりなす(仮)」といえば、観客を釘付けにするダンスパフォーマンスが魅力のエイベックスプロデュースのバーチャルアーティストユニット。今回は2組のユニットに分かれ、初披露のオリジナルソング『ポラリティ』を披露した。

この曲は、正反対の2人がお互いの持っていない部分を補い合って”最強”になるという内容の曲だそうだ。格好よさの中に可愛さが溢れるダンスで、ステージには”UFO”のギフトが大量に飛び交っていた。

続いて「音葉なほ」と「鈴鳴すばる」のユニットが登場し、こちらもオリジナルソング『SPARK×SPARK』を初お披露目。世にも珍しいヒップホップとバレエの融合した緩急のある曲になっており、2人が”お唐揚げさんにレモンかける”振り付けを目の前で教えてくれる演出が斬新だった。ちなみに、ユニット対決は「なほ&すばる」チームが勝利した。

2組目として登場したのは、まもなく活動2周年を迎えようとしている「ときのそら」。1曲目はそらともによるファンメイド曲『夢色アスタリスク』を高らかに歌い上げた。続いて2曲目は、1stアルバム「Dreaming!」に収録されている『IMAGEsource』。普段の「ときのそら」とは少しイメージが違ったロックな曲になっており、そらともの中でも人気の高いこの2曲が選ばれたとのことだ。ガチ恋距離の聖母の様な微笑みで、筆者も煩悩が少しだけ浄化された気がする。

そして3組目には「すーぱーそに子」が登場。懐かしの『チルノのパーフェクトさんすう教室』を可愛らしい振り付けで一生懸命歌っているものの、1点に釘付けになってしまい、歌があまり頭に入ってこなかった。何がとは言わないが、とにかく迫力が凄かった。先程の「ときのそら」で浄化された煩悩は倍になって返ってきたようだ。

さらに2曲目にはIOSYSが作詞作曲を担当する新曲の王道電波ソング『めっちゃキミに☆ 爆きゅんBride!!』を初披露。新衣装にお色直しし、ガチ恋距離&上目使いで完全に男性ファンを落としにきた。

ここで昼公演に引き続き、特別ゲストの「初音ミク」が登場。夜公演ではメドレーを披露し、ミク特有の多彩な歌声と軽快なダンスで、視覚と聴覚が同時に幸福という感情に包まれた。多分一生見てられる。

曲の終盤にはステージや他の観客が消え、ミクと2人きりの世界に。自分に向かって手を差し伸べながら笑顔を浮かべる姿に、改めて初音ミクの可愛さを再認識した。ちなみに今年でセガの『初音ミク Project DIVA』は10周年となり、Nintendo Switch用ソフト『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』が2020年初頭に発売されることが発表されている。

そして最後はMCの「YuNi」が『ウタオウヨ、ウタオウヨ』を歌い、大興奮の1日目が終了。ラジオ番組「YuNiのオールナイトニッポンi」で鍛えられたMC力をいかんなく発揮し、無事『Vサマ』初日を締めくくった。

■【DAY2 昼公演】

2日目のMCは「ミライアカリ」が担当。あのアカリちゃんをこんなに近くで見られるだけで早くも興奮ぎみの筆者。

2日目の先陣を切ったのは、サントリー公式VTuber「燦鳥ノム」。冷蔵庫を開ける演出から、自身のオリジナル楽曲『Life is tasty!』を披露。歌唱中にはサントリーのドリンクを模したギフトがステージへと次々と投げ込まれ、現実だったら完全にマナー違反な出来事がバーチャルなら演出の一部となるVRライブの良さが明確に表れていた。また、約1年前に初の歌ってみた動画として投稿された『ドラマツルギー』や、『ロストワンの号哭』もメドレーで披露。清涼飲料水のように澄んだ歌声で観客を魅了した。

続いて銀色の長い髪をなびかせ颯爽と現れたのは浪速の歌姫「樋口楓」。ギフトの”カワイーヌ”に囲まれながらオリジナル楽曲『ReStart Line』と『Summermagic』を熱唱。ちなみにこの2曲はクリエイターによるファンメイド作品となっている。マイクをこちらに向けられ、「一緒に歌お?」と言われた時にキュン死にしそうになったのは内緒だ。

3人目は、うたっておんぷっコ♪の衣装を着た「東雲めぐ」が登場し、うたっておんぷっコ♪のメインテーマであり3rdシングルの『そうさ!おんぷっコ♪』を披露した。

2曲目は「VARK」にて今秋開催予定のVRミュージカル「人魚姫」から新曲『祝福』を先行公開。夜の海の真ん中で月明かりに照らされながら歌うその姿は、まるで本物の人魚姫を見ているようだった。

そして2日目も特別ゲストの「初音ミク」が登場。ミクがまるで声優のように喋ってラップして歌う『ビバハピ』を披露。もう無限にスクショを撮れる。永遠に目の前で踊って歌っていて欲しい。

MCでは「ミライアカリ」と「初音ミク」の夢の共演が実現。この2人は共にイラストレーターのKEI氏がキャラクターデザインを務め、いわば姉妹のような関係。待望の対面を果たし、興奮気味の「ミライアカリ」はそのままオリジナル楽曲『ミライトミライ』を熱唱。ガチ恋距離に来たときには全身を食い入るように見てしまった、でも後悔はしていない。

2日目昼公演も無事終了し、いよいよ『Vサマ』ステージは最終公演へ。

■【DAY2 夜公演】

最終公演の出演者は、「ピンキーポップヘップバーン」「花譜」「富士葵」の3人と、特別ゲストの「初音ミク」、MCも引き続き「ミライアカリ」が担当。

まずステージに姿を見せたのは、輝夜月と同じくMika Pikazoがキャラクターデザインを手がけた「ピンキーポップヘップバーン」。改めて見るとこの子凄い恰好してるな…。と思いながらも、色鮮やかな姿と無邪気な笑顔にすぐに心を奪われるチョロい筆者。

今回初の音楽ライブということで何の曲を歌うのかと思えば、まさかのオリジナル曲『MAD TIME LOVE』と『P!NGPONG QUEST』の2曲を披露。自身も作詞を少し担当しているというこの2曲は、現在MVを製作中とのこと。

続いて登場したのは、今年の8月に開催された1stワンマンライブ「不可解」にてTwitterトレンド世界1位を獲得し、大きな注目を浴びたバーチャルシンガー「花譜」。同ライブでも披露した『夜行バスにて』『未確認少女進行形』の2曲を歌唱し、その独特な歌声がOculus Goを通して体中を駆け巡り、世界観に取り込まれた。

歌唱中は恐怖を感じるほどの存在感を放っていた彼女であったが、曲が終わった後にMCミライアカリからの質問にたどたどしく答える様子に、15歳の等身大の姿を見た。あと未確認少女進行形の振り付けがやばい可愛かった。

そして3人目は来月初のソロライブを控えた「富士葵」が満を持して登場。2ndシングル『エールアンドエール』と、新曲『オーバーライン』を熱唱した。自身のロゴが入った応援旗の前で歌うその姿はまぎれもなく”応援団長”だった。満面の笑みと力強い歌声でなんだか元気が出て気がする。

終了後の「ミライアカリ」との会話の中で、「どうしたらアカリちゃんみたいに清楚じゃなく出来るのか」という質問に対して、「脱げばいいだろ」と一蹴する「ミライアカリ」の言葉がとても印象に残っている。

そして、「初音ミク」の『Vサマ』ラストステージ。kz(livetune)と八王子Pによるコラボ楽曲『Weekender Girl』を堂々披露し、圧巻のパフォーマンスでトリのミライアカリへとバトンを繋いだ。

長かった『Vサマ』もいよいよ最後の曲。MC「ミライアカリ」がオリジナル楽曲第一弾『アクセル』を熱唱し、夏フェスの終わりに相応しい、エモさ満点のステージで締めくくった。最後に見せた2人きりの世界、まるで本当に自分だけに向けて歌ってくれているようで、幸せとはこの瞬間のことを言うのだと心から思った。

最後は出演者全員(※花譜を除く)で”Vサマポーズ”で終了。超豪華出演者による史上最大規模のVRイベント『Vサマ』は、今後も開催されるであろうVTuberのフェス型VRイベントの先駆けとして、参加者に数々の驚きと感動を与えてくれた。回を重ねるごとに進化を続ける「VARK」と、バーチャルライブの未来にこれからも期待したい。

Text by zero

■セットリスト

【DAY1 昼公演】

AZKi
・Fake.Fake.Fake
・Creating world

Kotone(天神子兎音)
・フーアーユーと言わないで
・ヒバナ

おめがシスターズ
・ほうき雲
・シンクロニティ

初音ミク
・こっち向いて Baby

YuNi
・Write My Voice

【DAY1 夜公演】

まりなす(仮)
・ポラリティ(奏天まひろ&燈舞りん)(新曲)
・SPARK×SPARK(音葉なほ&鈴鳴すばる)(新曲)

ときのそら
・夢色アスタリスク
・IMAGE source

すーぱーそに子
・チルノのパーフェクトさんすう教室
・めっちゃキミに☆ 爆きゅんBride!!(新曲)

初音ミク
・キュート・メドレー〜アイドルサウンズ〜

YuNi
・ウタオウヨ、ウタオウヨ

【DAY2 昼公演】

燦鳥ノム
・Life is tasty!
・ドラマツルギー
・ロストワンの号哭

樋口楓
・ReStart Line
・Summermagic

東雲めぐ
・そうさ!おんぷっコ♪
・祝福(新曲)

初音ミク
・ビバハピ

ミライアカリ
・ミライトミライ

【DAY2 夜公演】

ピンキーポップヘップバーン
・MAD TIME LOVE(新曲)
・P!NGPONG QUEST(新曲)

花譜
・夜行バスにて
・未確認少女進行形

富士葵
・エールアンドエール
・オーバーライン

初音ミク
・Weekender Girl

ミライアカリ
・アクセル

■イベント情報

イベント名:『Vサマ!』
開催日時:8月24日(土)昼公演:14:00-15:00、夜公演:20:00-21:00
8月25日(日)昼公演:14:00-15:00、夜公演:20:00-21:00
開催場所:VARK
協賛(50音順):エイベックス株式会社、サントリーホールディングス株式会社、自遊空間、TSUKUMO
ハッシュタグ:#Vサマ
視聴方法:Oculus Go、Oculus Quest、ニコニコ生放送

『Vサマ!』特設サイト

■出演者

MC / GUEST

YuNi Twitter
ミライアカリ Twitter
初音ミク Twitter

DAY1

AZKi Twitter
Kotone(天神子兎音) Twitter
おめがシスターズ Twitter(ray) Twitter(rio)
まりなす(仮) Twitter
ときのそら Twitter
すーぱーそに子 Twitter

DAY2

燦鳥ノム Twitter
樋口楓 Twitter
東雲めぐ Twitter
ピンキーポップヘップバーン Twitter
花譜 Twitter
富士葵 Twitter

■関連リンク

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VARK公式Twitter

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