カバー株式会社がプロデュースをおこなうバーチャルシンガー「AZKi」は、初の単独ワンマンライブ『The Shitest Start』を秋葉原エンタスにて2019年5月19日(日)に開催。チケットは公演前に完売し、満員御礼で大盛況のまま終了したライブイベントのオフィシャルレポートが公開された。
イベントでは、VTuber事務所「ホロライブ」の音楽レーベル「イノナカミュージック」への加入や、新衣装が一部が発表。
また、2019年7月27日(土)に同じく秋葉原エンタスにて、2ndワンマンライブ『A GOODDAY TO DiE』の開催が決定、詳細情報が公開された。
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以下オフィシャルレポートより引用。
■音楽を通じて繋がった開拓者と共に、新たな一歩を踏み出した一夜に迫る!
2019年5月19日、バーチャルシンガーAZKiのワンマンライブ「The Shitest Start」が秋葉原エンタスにて開催された。普段バーチャル上で活動しているAZKiにとって、本公演は初の単独リアルライブ。公演前に完売が発表された本公演だが、場内にはAZKiのファンである何百名もの“開拓者”達が集結、熱苦しいとまで感じる程、開演前から凄まじい熱気を放っていた。
開演が近づく中、AZKi本人からの前説を挟んだ後、マネージャーであるツラニミズからの重大発表が行われた。その内容は、AZKiはVTuber「ホロライブ」内音楽レーベル「イノナカミュージック」に参加する事、そして同レーベルの新アーティストとして、これまで個人で活動していたアイドルVTuber星街すいせいが加入する事。開拓者のざわめきに場内が包まれる中、画面が切り替わると共に星街すいせいが登場した。
「私の事知ってる人いますか?」と、初々しくMCをする星街の呼びかけに対し、開拓者達は大きな声で呼応する。ほどなくして、彼女の2ndオリジナル曲「天球、彗星は夜を跨いで」がスタート。MCでは少し緊張が見られた反面、本編では力強さを秘めたエモーショナルな歌声を星街は披露。彼女のトレードカラー「青」に呼応し、場内は鮮やかな青いライトで染め上げられた。
星街の出番が終了後、ツラニミズより、前方に詰めてほしい旨のアナウンスが流れるほどに、場内後方は人が溢れかえって入れない状態へ。裏返せば、それだけこの日に注目する開拓者が多かった証拠に違いない。入場SEが流れ、AZKiが満を時して登場。記念すべき一夜の始まりに彼女が持ってきた楽曲は「Creating World(Jun Kuroda Remix)」。これは、当日物販で発売されていたSECRET CDに収録されていた特別アレンジ楽曲であり、この瞬間が初お披露目。「行くよ……開拓者!」AZKiの決意表明と共に、開拓者達の熱気も高まっていく。
続いては、「フェリシア」「リアルメランコリー」が披露。「フェリシア」では、事前にYouTube上でツラニミズによるコール動画がアップされていただけあり、訓練された開拓者達によるパフォーマンスが。「リアルメランコリー」では、冒頭のAZKiの掛け声に、開拓者達の声も大きく響く。正直うるさいと感じてしまう程に大きいけれど、でもそれは真の愛がこもった反応に違いない。
その後、「Starry Regrets」「いのち」と、AZKi WHiTEのバラード2曲が連続。バーチャルな存在への問題提起を行った歌詞、そして確実にリスナーの心を震わせる歌声。考えさせられる歌詞に感情を乗せきった、AZKiの歌唱スキルの高さが伺える。
AZKi WHiTEの楽曲群が続いた後、AZKiの姿は漆黒のフォルムにチェンジ。ハードかつラウドなサウンドの楽曲群AZKi BLaCKの始まりだ。当ライブ直前のAZKiのWEBラジオ「アズラジ」でお披露目された「シットデイズ」では、AZKiの煽りに、開拓者のコールが強く呼応する。光の柱に包まれたAZKiからは、気高い“強者”のオーラすら感じられる。そこから、「ひかりのまち」「I can’t control myself」「Fake.Fake.Fake」と怒涛の畳み掛けが行われた。ノーMCで進む刹那的な瞬間に、目を離すことが出来ない。
「まず、開拓者のみんなにありがとうを言いたいです。活動してから半年で、自分のワンマンライブをやれるなんて思っていなくて、開拓者のみんなのおかげで出来たと思っているので。何かちょっと……涙出そう……。」と思わず震えた声を出すAZKi。「自分の歌を歌う事が好きでこの活動を始めて、世界を作っていこうと開拓者のみんなと作っていきたいと思うので……付いて来てくれますか?」との問いかけに、開拓者達も大きな声で答える。開拓者達が灯す赤いライトが物語るように、場内はAZKiに対して暖かい眼差しを向けていた。
そして、最後の曲として選ばれた曲は「Creating World」。彼女の始まりでもある楽曲に、思わず頬に涙を浮かべる開拓者も。エモーショナルな雰囲気に包まれたまま、本編は終了した。
ただ、この記念すべき一日を更に彩るべく、開拓者達からの大きなアンコールを求める声が場内に鳴り響く。再び舞台に現れたAZKiが選んだ曲は、今日の始まりを告げた「Creating World(Jun Kuroda Remix)」。楽曲終了後に、「今すごくアンコール頂いて……何歌うって裏で話していて(笑)!」とAZKi本人が語る。アンコールが起こる事は想定外だったようだ。事前に発表されていた当ライブの公式ハッシュタグは「#クソAZ」と、良くも悪くも物議を醸していた。だが、ライブが終わってみれば、“クソかっこよいAZKi”以外の何物でも無かった。
またこの日、5月26日にAZKiのYouTube Channel上で新衣装お披露目の発表、そして7月27日(土)2nd Live「A GOODDAY TO DiE」@秋葉原エンタスの開催も発表。初めての単独リアルライブにして、これだけのモノを見せてくれたAZKiの今後に、更に期待せざるを得ない。
文 / カミキカオル 写真 / 米谷優里
■セットリスト
1.overture(SE)
2.Creating World(Jun Kuroda Remix)
3.フェリシア
4.リアルメランコリー
5.いのち
6.Starry Regrets
7.シットデイズ
8.ひかりのまち
9.I can’t control myself
10.Fake.Fake.Fake
11.Creating World
EN.Creating World(Jun Kuroda Remix)
■AZKi 2nd Live『A GOODDAY TO DiE』
2019年7月27日(土)
秋葉原エンタス(東京都千代田区外神田1-2-7 オノデン本館5F)
開場18時/開演18時半
バーチャルシンガー・VTuber「AZKi」の記念すべき2回目となるワンマンライブ
『A GOODDAY TO DIE』 公式ハッシュタグ : #AZ葬
チケット代¥3,000(別途、1Drink代)
■AZKiについて
・プロフィール
仮想世界から音楽を通じて一人一人と繋がりたい。
時間や場所、空間を飛び越えて出会うたくさんの愛や
輝いた才能と一緒に、新しい世界を創るために転生した
仮想世界の伴走する歌姫。
2018年12月より8ヶ月連続オリジナル楽曲12曲リリースを挑戦中(2019年5月19日時点で8曲リリース済み)、
ポップさと透明感のある楽曲シリーズ「AZKi WHiTE」
BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE等の楽曲を手がけるSCRAMBLESが全面プロデュース・攻撃的で疾走感のある楽曲シリーズ「AZKi BLaCK」の2軸で楽曲を展開している。
2019年2月14日にはキズナアイ等所属のバーチャルタレントサポートプロジェクトupd8に加入。
2019年5月19日には、VTuberときのそらや白上フブキ等が所属するVTuber事務所「ホロライブ」内の音楽活動に特化したバーチャルアーティストのプロデュース・マネージメントを行う音楽レーベル「イノナカミュージック」に所属を発表。また、同日秋葉原エンタスにて開催されたAZKi初のリアル単独ライブ「The Shitest Start」は完売・大盛況に終幕。同年5月26日(日)には新衣装お披露目、7月27日(土)には2nd Live「A GOODDAY TO DiE」#AZ葬を予定。
2019年5月22日時点で、AZKiのYouTubeのチャンネル登録者数は5万を突破。
近年広がりつつあるバーチャルYouTuberシーン発の音楽アーティストとして、AZKiは注目を集めている。
・年齢
18歳(永遠)
バーチャル高円寺某所のマンション在住
・誕生日
7/1
・好きなもの
音楽
インターネット
自分の好きなものを頑張り続ける人
■関連リンク
ホロライブ公式サイト
https://www.hololive.tv/
カバー株式会社
http://cover-corp.com