株式会社バーチャルキャスト(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:松井 健太郎)は、運営するVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」の「コンシューマーエディション」(無料版)の利用規約の一部を改定し、本日4月9日(金)より法人の商用利用を可能にしたことを明らかにしました。
本施策は、「バーチャルキャスト」を活用した新しい学び方「普通科プレミアム」(学校法人 角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校にて提供)の開始を記念したもので、今後さらに多様化していくVR市場に対応することを目的としているとのことです。
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■法人の商用利用も無料に、新機能「ルーム」を使った宣伝・物販などが可能に
VRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」は、コンシューマー・ビジネス・エンタープライスの3つの異なるパッケージプランを提供しています。無料版の「コンシューマーエディション」は、誰でも無料でSteam、VIVE PORT、Oculus Storeからダウンロードして利用することができるものの、従来の規約では、商用利用は個人に限られており、法人は有料パッケージの「エンタープライズエディション」や「ビジネスエディション」を利用する必要がありました。
今回の規約改定により、「コンシューマーエディション」は個人・法人を問わず、誰でも無料で商用利用することができるようになります。例えば、事務所とタレント契約をしているバーチャルYouTuberは配信サイトでの収益化に利用できます。また、VR空間上での宣伝活動や物販を検討している法人もバーチャルキャスト内で自社の「ルーム」を作成して利用するなど、様々なニーズに合わせて自由に活用することができます。
※ 「ルーム」機能:ユーザーが持てる個人のVR空間。見た目・レイアウトを自由にカスタマイズでき、他ユーザーに開放することもできるため、ストアや展示スペースなど、様々な用途に利用できます。
※なお、利用者がバーチャルキャストと自己の商品やサービスなどと組み合わせて販売する場合は、従来通り「エンタープライズエディション」「ビジネスエディションをご利用ください。利用可能な範囲などの詳細は、法人向けページ(https://corp.virtualcast.jp/enterprise/)をご参照ください。
■「バーチャルキャスト」採用のVR授業「普通科プレミアム」、生徒数が約4,000名に
「バーチャルキャスト」は様々な分野で導入が進んでおり、教育分野では、今年4月より、学校法人 角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校でスタートする体験型のVRを活用した学び方「普通科プレミアム」のプラットフォームとして採用されています。世界初*1の大規模VR教育となる「普通科プレミアム」は、初年度にして約4,000名もの生徒が学ぶ予定*2であるなど、バーチャルキャストの利用者は好調に推移。今回の「バーチャルキャスト」の規約改定はこの一連の流れを汲んだ取り組みとなり、VRをより身近な存在として広げていくのが狙いです。
*1 高等学校における定常的な授業での規模として
*22021年5月1日予定
■「普通科プレミアム」とは
株式会社バーチャルキャストおよび学校法人角川ドワンゴ学園が連携し、最新のVR技術とデバイスを活用した体験型の学びができます。2021年4月に開始。普通科プレミアムでは、必修授業と多彩な課外授業をVR機器を用いて学習できます。また、N高等学校生とS高等学校生が集う交流スペースでは、趣味の合う仲間が見つかり、VRの世界で友だちが作れます。「普通科プレミアム」を選択した生徒には、授業教材の視聴を目的として、VR機器が無償で渡されます。
普通科プレミアム概要ページ: https://nnn.ed.jp/learning/premium/
■「バーチャルキャスト」とは
バーチャルキャラクターになったユーザーがVR空間のスタジオやルームでリアルタイムにコミュニケーションできるVRライブ・コミュニケーションサービスです。ニコニコ生放送やYouTubeなどの配信サービスを介してスタジオやルームを公開したり、複数人のユーザーが遠隔地から同時に同じスタジオやルームに集まってコミュニケーションを楽しむことができます。
公式サイト:https://virtualcast.jp/