リアルアバターが制作可能な全身3Dスキャナー「Super Light 3D Photo Scan Kit」が販売開始







DiGITAL ARTISAN(本社:東京都目黒区 代表:原 雄司)はこれまで販売してきた、全身を一瞬で3Dスキャン可能な3Dフォトスキャナー「Super Light 3D Photo Scan」を、購入したユーザーが組み立てることを前提とした、組み立てキット「Super Light 3D Photo Scan Kit」としての販売を開始しました。

「Super Light 3D Photo Scan」は1/200 秒で全身を撮影、撮影した写真データから一体あたり約10 分で3D モデルデータを作成できる全身3D スキャナーです。AR / VR での使用や、3D プリンターによるフィギュアの作成などに適したデータを簡単に作成でき、1BOXカーなどで運搬してイベント会場などに持ち込むことが可能です。
撮影から3D モデル化までのスキャンプロセスを自動化したことで、高度な専門知識を必要としないオペレーションを可能にしつつ、高額な費用を要した従来の全身フォトスキャナーと比較して、大幅なコストダウンを達成しています。
DiGITAL ARTISANはもともと完全組み立て納品の量産版「3D GATWAY」とフレーム組み立て式の簡易版「Super Light 3D Photo Scan」の2つを販売しておりました。全身スキャンとしてはこれまでの常識を打ち破る価格での提供を行っておりましたが、提供を行う中で施設・組織によってスキャンへの様々なニーズがあることがわかり、柔軟な対応を可能にするべく今回は提供のハードルをさらに下げたキットでの提供となります

↑Super Light 3D Photo Scanで生成された3Dデータ例
中央:Dress : larprojpaiboon Phoovadej @officialp_
Model : RYUUI_@ryuui_

今回の「Super Light 3D Photo Scan Kit」は教育・研究機関もしくは企業の新規開発部署を主な対象として考えております。
キットは下記のような内容です

①撮影環境・予算に合わせ100~200個のカメラモジュールとそれらをつないで撮影を同期する撮影システムをベースキットとして提供。

②さらに組み立てに必要なフレーム・照明などを希望する場合は発注者の設置場所・スキャンに関しての要望などを担当者がヒアリングしつつ、適切な機材をパッケージングして提供。

カメラモジュールの販売形態としてはカメラ単体での納品のほか、カメラを取り付けた柱のモジュールとしての販売も可能です。柱のモジュールにすることで円形での組み立て・設置がより簡便になり、そのまま柱モジュールごと運搬も可能になります。
撮影ソフトは自社開発したソフトウェアを提供しており、現在の検証結果としては最大200台のカメラモジュールを完全同期での同時撮影が可能になります。

これまでDiGITAL ARTISANは様々な企業・教育機関にフォトスキャン筐体を納品してきており、様々な施設に導入を行い、そのたびに異なる使用方法・設置環境に答えた納品を行ってまいりました。その知見をもとに、適切な設置アドバイスを行います。
​この「Scan Kit」販売による一号機はすでに神戸芸術工科大学 映像表現学科 中安翌教授の研究室へ納品を行っており、現在組み立てを進めています。

このキットはベースキットのみで250万円(税抜き)からの提供となっており、組み立てに関するサポート・その他組み立てオプションでの追加料金を考えております。

新型コロナによる緊急事態宣言によりテレワークが進み、VR / ARに対しても意識が変わりつつあると考えております。人体3Dデータはこれまで様々に活用されていますが、社会全体への普及にはまだ不十分であり、データを生成する機器の導入ハードルを下げることで、より多くの場所で人体データを生成可能にし、社会実装に向けた様々な試みが生みだすべく、今後も様々な試みを行ってまいります

■関連リンク

株式会社DiGITAL ARTISAN

参考株式会社デジタルアルティザン プレスリリース