世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を始めとしたVRコンテンツの制作・開発ソリューションを提供する株式会社HIKKY(代表取締役:舟越靖、本社:東京都渋谷区、以下HIKKY)は、本格的なバーチャル空間上での音楽ライブやイベントを実現するバーチャル上のクラブスペース『Virtual Club EMISSION(バーチャル クラブ エミッション)』をオープンし、サービス提供を開始したことを明らかにしました。
目次
■Virtual Club EMISSIONについて
2フロアからなるバーチャル空間上の本格クラブスペース
バーチャル空間上に制作した会場内には、「メインロビーフロア」と「ステージフロア」の2つのフロアを設置。
メインロビーフロアには中央に映像を流す3Dオブジェが設置されており、それを囲むようにシートが広がっています。さらに本格的なバーカウンターも再現しており、このバーカウンターでは自分好みのカクテルを作ることができるなど、VRならではのギミックも搭載しています。AFK(Away From Keyboard)スペースも用意しており、フロアで音楽を聴いたり踊ったりするのに疲れてしまった方も会場を出ることなく休憩ができます。
ステージフロアは大型ステージと大型モニターを設置しており、ステージ照明はライブで演奏されている音楽に連動しながらライブパフォーマンスを楽しめるような造りになっています。ステージフロアはデフォルト仕様のほか、各イベントごとに仕様を変更できるようになっており、例えばイベントを主催するアーティストに合わせたカラーへの変更、夏を感じさせるような海辺の会場など、ご希望のカスタマイズも可能です。
極めて軽量かつ最高水準のパフォーマンス
先進的な技術を駆使したパーティクルエフェクトを贅沢に使用した会場にも関わらず、徹底した最適化を行うことで描画負荷が極めて軽量かつVR上でも最高水準のパフォーマンスが発揮されることが大きな特徴の1つです。世界中から集まったチームで制作・運営されており、技術クルー、スタッフ、出演者の会場移動などの距離の問題もVR上だからこそ解決できます。
複数人でコミュニケーションを取りながら音楽を楽しめる
会場内には“3Dアバター”となって入場します。来場者はこの3Dアバターを使って空間内を自由に動き回り、同空間内にいる他ユーザーと音声やテキストによるコミュニケーションが可能です。アバター同士の距離が近ければ音声も大きく聞こえ、距離が遠くなるほど小さくなり、遠く離れると聞こえなくなるという物理的な距離感を再現したリアルなコミュニケーションを取りながら、同一空間で音楽を楽しめます。
スマホやPCからURLクリックだけで簡単アクセス可能な会場も用意
HIKKYが独自開発したVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud(ブイケットクラウド)」の技術を用いた会場も制作。専用アプリなどのインストールの必要なく、お手持ちのスマートフォンやパソコンなどのあらゆる端末から、URLをクリックするだけでアクセス可能な手軽さを実現しました。大型モニターでの動画の再生等も可能で、高画質な描写を軽快な動作で体験可能です。
※VRChat上の会場とは仕様が異なる部分がございます。
URL:https://vket6.vketcloud.com/?worldid=emissionv6 (現在はPKCZ®とコラボした会場仕様です)
※Wi-Fi環境での使用を推奨
【過去実施例】
◆PKCZ®によるバーチャルDJ LIVE
LDH JAPAN所属のクリエイティブユニット・PKCZ®主催のバーチャルDJライブをEMISSIONにて開催。
PKCZ®が監修し制作されたフロアにて、アバター姿となったメンバーが生DJパフォーマンスを実施し、さらにリアルなDJパーフォーマンスの映像もVR内のブースに同時生配信され、参加者は実際にクラブ/ライブ会場にいるような感覚で音楽LIVEを体感いただきました。LIVE終了後にはアバターとなったメンバーたちと触れ合えるファンミーティングも実施し、コロナ禍でもアーティストとファン同士が近い距離でコミュニケーションが取れる新たなサービスのカタチを実現。さらに本イベントにてどこよりも早く新曲を発表したことで、多くのメディアからの露出も獲得しました。
(PKCZ®仕様、EMISSIO SUMMER RIFT会場動画)