「劇場の特等席」を独占できる自分だけの劇 VRミュージカル「人魚姫」イベントレポート

VTuberとしても活躍するマルチクリエイター「東雲めぐ」が主演するVRミュージカル「人魚姫」が、VRライブサービス「VARK」にて開催。

全3公演（※1）行われた本ミュージカルを視聴したバーチャルタレントプロダクション「ZERO Project」に所属する「紡音れい」によるレポートをお届けします。

（※1：第4公演は中止となりました。）

（文・画像：紡音れい https://twitter.com/tmgnrei ）

あらすじ
VRの良さ
驚きのリピーター率
東雲めぐちゃんの全身を使った演技
VRミュージカル「人魚姫」
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あらすじ

海で平穏に暮らしていた人魚姫「マーシャ」(東雲めぐ)は、ある日友だちのクリオネ「ピフラ」を助けに地上へと上がり、一人の王子「レン」と出会う。花を愛し平和を願う彼へ次第に想いを寄せていくが、“陸”と“海”住む世界の違いに葛藤する。
そこへ海を汚す悪者「バーガス」が2人の絆を切り裂き、海を支配しようと動き出す。はたしてマーシャは海を守れるのか？そして最後に選ぶのは陸か海か…？

VRの良さ

紡音れいが視聴したのは『第二公演　7/12(日) 20:00～　ニコニコ生放送』『第三公演　8/8(土) 20:00〜　VARK』でした。つまり、通常の映像版とVR版をどちらも視聴させていただきました！結論から言うと、

みんな、VR で見てくれ。

この一言に尽きます。もちろんニコニコ生放送でも楽しめました！生放送の中でアンケートがあるのですが、満足度はなんと……「とても良かった１００%」僕、こんなに揃ったアンケート初めて見ました！

シナリオも演技も演出も歌も、どれも最高峰でした。でも、僕ならVRを選びます。

タイトルにも書きましたが、VRで見るミュージカルはすごい！最前列の特等席で、他の観客を気にすることなく、音量バランスも自分好みにできる！このコロナのご時世にも外出せずに楽しめる！そして東雲めぐちゃんが、すぐ目の前に来てくれる……！劇団四季のCATSを思い出すような近さでした……！（すぐそばに演者が近付いてくる演出がある）

上手い表現が見つからないのですが、

「まるで絵本の中に自分が入ったような感覚」

がありました。

東雲めぐちゃん演じるマーシャは3Dなのですが、それ以外のキャラクターは２Dで表現されていて、子供のころに目を輝かせながら何度も開いた飛び出す絵本を思い出させました。

↑こういうやつ

物語は劇場の1番前の席から舞台を眺めるような視点で進むのですが、物語のエンドロールでは、ちょうど劇場だった辺り一帯が海になります。その海の真ん中に東雲めぐちゃん演じるマーシャが可憐にたたずみ、歌を歌うのです。神秘的な空間に、見惚れましたね。観客を世界観に引き込むのが上手い！！！！天才！！！

そんなエンドロールで気になったのは「ときめきの花園　作曲　東雲めぐ」の文字。

すっご！！！めぐちゃん、すっご！！！！

東雲めぐちゃん作曲作詞振り付けの「ぐみのうた」もおすすめです。

驚きのリピーター率

ツイッターのハッシュタグを眺めていて気づいたことは「驚きのリピーター率」です。めぐるーまーさんの熱量の高さに驚きました。前公演にはなかった鼻歌に気付いている人や、演技の違いを楽しんでいる方まで……！東雲めぐちゃんの演技の成長も、ファンの皆様へ届いていたようです。

東雲めぐちゃんの全身を使った演技

声だけではなく、全身を使った演技が見れる素敵な劇でした。声の表現も本当に素敵だったのですが、人魚姫から人間になった時に、慣れない足をふらつかせる仕草など、細かいところにも練習の成果が見えていました。本当に好き。演技については東雲めぐちゃんがツイートでバランスボールの上に乗るなどの工夫をしていたとツイートしていました！

#VRミュージカル人魚姫
終わったから言うね。
身体に毒が回って倒れるシーンなんだけど、あそこ毎回スーパーボールの上に横になって足は床につけて身体支えてました。(普通に倒れるとトラッキングが…)

— 東雲めぐ／ Megu shinonome (@megu_shinonome) August 9, 2020