”みんなのおかげでこの場所に立てた。”ファンに支えられ実現した夢のワンマンライブ『姫乃愛琳 1st VR LIVE ~みなぎるミトコンドリア』レポート

2019年10月30日（水）、クラスター株式会社のバーチャルイベントプラットフォーム「cluster」にて、純情ギャル系Vライバー「姫乃愛琳」の初となる単独VRライブ『姫乃愛琳 1st VR LIVE ~みなぎるミトコンドリア』が開催。

「姫乃愛琳」は、株式会社ZIZAIが運営するバーチャルライブ配信アプリ「IRIAM」1期生として2018年9月にVライバーデビュー。
その活動はIRIAMに留まらず、YouTubeや他プラットフォームでも積極的に活動を行い、今回バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」が主催するオーディションイベント『争奪 cluster live audition』に参加。IRIAMの活動で得た資金で3Dモデルを自主制作し、2週間の長く厳しい戦いを耐え抜き、見事1st VRライブ開催の権利を獲得した。

そんなシンデレラストーリーの主人公のような「姫乃愛琳」のワンマンライブをレポートしたので、少しでも彼女の魅力を知ってくれたら嬉しい。

■仲間やファンを大切にする姫乃愛琳のオンステージ
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■仲間やファンを大切にする姫乃愛琳のオンステージ

今回ライブが行われたのは、clusterのライブハウス会場。開演30分前から彼女の晴れ舞台を見るため多くの観客がステージ前を埋め大入り状態。
会場入り口階段の両壁にはこれまで彼女に贈られたファンアートが飾られ、受付カウンターの上には『争奪』のトロフィーが置かれるなど、イベント開始前から早くもエモみに溢れていた。

開演時間になり、ステージ上に姫乃愛琳が登場すると、歌ってみた動画でも公開したナユタン星人の「ダダダダ天使」を熱唱。初ライブの緊張を感じさせない盛り上げテクは流石トップVライバーといったところ。ちなみに事前にリクエストを受け付けたところ、この曲が一番多かったそうだ。

続けてTOKOTOKO(西沢さんP)の「君色に染まる」を披露。この曲はMMD動画を制作してくれたファンが2人もいたということで、サプライズとして選曲したとのこと。

2曲続けて披露した後、「こんみとこーん！」と会場のファンに向けて元気に挨拶。

MCにて、『争奪』参加直後はデフォルトアバターでの出演だったが、モデラーさんのご厚意により、キャラクターデザイン＆3D用アイドル衣装デザインをcuonさん（@cuon20）、3Dモデル制作をとりあえずさん（@toriae_zu_）が手がける3Dアバターが使用可能となり、2週間のオーディション期間をファンと共に駆け抜けたことができたということを写真を見ながら振り返った。途中、「みんなのおかげで今この場に立たせてもらっている。」の一言でうるっときてしまった。

続いて、一緒にオーディションを完走した「おきゅたんbot（@OculusTan）」「アオイイオリ（@aoiiori_）」「空雪ルミア（@Kusetu_Lumia）」の3人がゲストとして登場。ワンマンライブを争い合った4人が最終的に同じステージに立ち、お互いを讃え合う姿はエモでしかない。さらに、4人でハロウィンソング「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」を歌うという展開、キュートなハロウィン衣装も相まって、思わず「ありがとう」という言葉が口から零れ落ちた。

そして、こちらもリクエストが多かったというDECO*27の「乙女解剖」を続けて披露。またまた衣装をチェンジし、色とりどりの蝶がステージの上を舞う中、普段よりも少し大人な姫乃愛琳の姿が気持ちをより高ぶらせる。

この後の祝電コーナーでは、数多く届いたファンの熱い想いが綴られたマシュマロをステージにて読み上げた。ファンの”推してきて良かった”という言葉に本気で喜ぶ彼女の姿は、まぎれもなく”アイドル”だった。

ラストソングは、HoneyWorksの「世界は恋に落ちている」を初披露。自分は素直じゃないので「ファンサ」や「愛言葉」は選ばなかったと言っていたが、この曲はVTuberのコンピレーションアルバム『IMAGINATION vol.1』でときのそらが歌っていたという理由から選曲。こんなの恋に落ちないハズがない。