姫乃愛琳:インタビュー
愛がいっぱい愛カップ!純情ギャル系Vライバーとして2018年9月よりスマートフォンライブ配信アプリ「IRIAM」から配信デビューした姫乃愛琳。彼女はIRIAMで日々配信を行う中、いつか3Dモデルでライブに出たいという野望を抱き、2019年7月、これまでの活動の収益から自主制作で3Dモデルを発表。その同時期、バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」でオーディションイベント『争奪 cluster live audition』が開催。そこへ出場した姫乃愛琳は持ち前の行動力と、エンターテイナーとしての才能を活かし2週間の激闘の末、見事1位を獲得し、1st VR LIVEを勝ち取った。
IRIAMのVライバーとして活動しながら3Dモデルを発表し、clusterの単独VRライブも勝ち取った彼女はどれほどのポテンシャルを持ち、Vライバーとしてどこまで進み続けるのか。そして3D化でライブをするという夢を叶えた彼女はライブに向けて今何を思うのか、気になる人も多いはずだ。この度、ライブ直前の彼女に話を聞くことができた。
目次
■1stらしさがすごくでるライブになるんじゃないかって思ってます
―1stVRLiveを前に今どんな心境ですか?
姫乃愛琳(以下:姫乃):めっちゃ緊張してますが、楽しみという気持ちが強いです!!バーチャルYouTuber四天王って言われてる輝夜月ちゃんが初のVRライブを行ったclusterさんでライブができるって本当にすごいことだなって思っていて…!今は準備がとにかく忙しくてめまぐるしい感じです!(笑)
―ライブの準備ってどんなことしてるんですか?
姫乃:準備は、当日披露予定の5曲のセットリストを組んで「これは使える曲か」とかを調べたり、音源を準備していただいたりしています! 今回のライブは準備前から「ファンの方への感謝ライブ」のような感覚があったので、セットリストも、ファンの方からのリクエストの曲・雰囲気を参考にして決めました。(投稿されていたMMD動画に使われている曲も全部おさらいしました!)元々Youtubeで公開していた定番カバー曲から2曲と、活動期間中で完全未公開&未披露のとっておきの3曲を選んだので…是非楽しみにしていてほしいです!あとは、どんな風な歌い方にしようか、色んな歌い方を何パターンも録音しては聴いて練習してます。歌以外の面でも動きのリハーサルを何度もしたり、当日のMCとかお手紙とかとにかくやることはたくさんあります。あとは、タイトルも決めなくちゃいけなかったりですね。
―タイトルは「みなぎるミトコンドリア」ですね。タイトルの由来ってありますか
姫乃:「みなぎるミトコンドリア」はかなり早い段階で決めてました!「ミトコンドリア」ネタはTwitterの朝投稿していたAA(アスキーアート)でお気に入りだったものなのでそこから派生しています。そこから「みなぎる」を頭につけてこの形にした理由は、アイドル部さんの初ライブ「はんぱないパッション」に影響されて、オマージュさせていただいた部分があります!
元々IRIAMで色々なイベントに参加しているんですけど、今年の春過ぎくらいのイベント出た時に、最終日の歌ライブ配信を「みなぎるミトコンドリア」って勝手に名付けたらファンの方が面白がってくださったのが印象深くて。最初は、真面目なタイトルというか、お洒落なタイトルとかも考えたんですけど、結果「みなぎるミトコンドリア」に決めました。
―IRIAMのイベントがきっかけになったんですね
姫乃:イベント期間は、特に気合を入れて配信する期間だと思っていて、イベント最終日に歌ライブをするっていうのが恒例になってます。去年からずっとやってるんですよ。そんな風に疑似開催をしながらも夢見てきた「音楽ライブイベント」なので凄く嬉しいです!
昨年9月にIRIAMで活動開始してあっという間に1年経ったんですけど、そもそもVTuberさんってたくさんいるし、もちろんIRIAMにもたくさんいるし、すごいVTuberさんがたくさんいる。その中で愛琳がソロライブさせていただけることになったっていうのは、シンデレラストーリーじゃないですけど、1年前の自分だったら絶対考えられないようなことだなって思います。
そういえば、自分一人でタイトルを決めれなくて、最終的にTwitterでアンケートとったんですけど、それで結局「みなぎるミトコンドリア」になりました(笑)。ライブの準備をしてくださっているclusterのスタッフさんも面白がってくれているし、これにしてよかったなって思います!!
―どのようなLiveにしたいですか?
姫乃:ライブは「THE アイドル!」みたいなライブにしたいなって思ってます(笑)。リクエスト曲もアイドルらしい可愛い曲が多かったので。初々しい感じかな…!「今まで応援してくれた人への感謝」もあるし、「1stソロライブらしい”これからも頑張るぞ!”っていう夢の第1歩」の意味合いも込められてるようなライブ。それって最初のライブじゃないと出せない味でもあると思うから、めちゃくちゃ細部まで120%作り込まれてます!って感じよりかは、一生懸命等身大で準備した感じなので、1stらしさがすごくでるライブになるんじゃないかって思ってます。
―ライブの進行的には1時間に5曲歌って、他には何をやる予定ですか?
姫乃:衣装チェンジやゲスト出演なんかもあるかもしれません! 歌以外には、MCを2回挟んで、clusterライブ恒例の祝電的なマシュマロを読んだり、最後に来てくれた人へのお手紙をステージに表示して読み上げたり…。あと、MCの時は観客席に移動したりもするかもしれません!みんなで集合写真を撮ったり、会場をぐるぐる回って遊んだり(笑)、色々やりたいなって思います。私が1番最初に見たclusterさんのライブが花鋏キョウちゃんのライブで、あんな感じのライブにしたいなって。その時ってまだ3Dを持っていなくて、でも3Dを作ろうとは思っていた時期で、花鋏キョウちゃんのVRライブを見て、この世界にすごい可能性を感じて、すごい憧れを持った記憶があります。そんなきっかけにもなった花鋏キョウちゃんのライブのように、ライブハウスステージでファンの方と交流したり、心を込めて歌ったりしたいなって思ってます!
■「争奪」で2週間のイベントをいざやってみると本当に大変でした
―3D制作から争奪1位までの道のり振り返ってどうですか?
姫乃:本当に色々ありすぎて走馬灯のようです!(笑)少し戻っちゃうんですけど、今年は令和への元号変更があったじゃないですか。その時に「平成バーチャルカウントダウン企画」というのに出演して「3D化とイベント出演が令和の夢です!」って語ってたんです。正にそこから本当に一気に現実が加速して、3Dの自主制作、今回の「争奪」1位獲得から初VRソロライブイベントが決定して。活動開始して1年、他にも、ニコニコ超会議・コンプティークへの単独インタビュー掲載・vtuberland2019・FAVRIC Rookie’s Runway・わくわく!Vtuber広場等…後半の半年間が本当に濃かったです。
姫乃:その中でも特に今回の「争奪」ってイベントがあったからこそ、3D始めVRへの参入障壁を超えてでも「3Dモデルでも活動を広げて本格的に頑張ろう」と決意できたので、すごく感謝しています。ちょうど3Dを公開して割とすぐ「争奪」があって、タイミングもとても運命的だと思ったし、ファンの方の応援でイベント特典を獲得を得るっていうのはIRIAMでのイベントと似ていたので、これまで3D制作や活動をコツコツ頑張ってきてよかったなって思いました。今までのIRIAMでのイベント期間は1週間のものしかなかったので、「争奪」で2週間のイベントをいざやってみると本当に大変でしたが、clusterの空間での放送は新鮮でとても楽しくて、新しい可能性や人に出逢わせてくれて感謝しています。
―Vライバーとして今後どのような活動をしていきたいですか?
姫乃:音楽が好きなので、これからも歌ったり、新しくDJやremixにも挑戦していきたいです。アニクラが好きで、アニクラに限らずクラブミュージックが好きなので、去年の年末ぐらいからちょこちょこ作曲に挑戦してるんですけど…いつかそういう場にも出てみたいなって思ってます!VTuberさんのオリジナル曲だったりアニソンやボカロが流れるクラブイベントですね。もちろん他にもやりたいことはあるんですけど、今はDJや歌でクラブイベント(音楽イベント)に出演したい気持ちが強いです!
―今後コラボしてみたいVTuberはいますか?
姫乃:元々アイドルさんが大好きなので、アイドル・タレントさんのような活動をしているVTuberさんとコラボしてみたいです。Re:AcTさん、アイドル部さんは個人的にすごく好きです。実際にめちゃくちゃ良い刺激をもらっていて、Re:AcTさんにならって歌動画を定期投稿したり。今年のvtuberlandの観覧車ムービー収録の時には、アイドル部さんの昨年のボイスを全員分DLして研究させていただきました!(笑)
ミライアカリさんとか、電脳少女シロさんは司会もできるしすごく安定感があって尊敬しています。いつになるか、実現するかはわかりませんが、いつか共演させていただくのがずっとずっと夢です!黒パン同盟…!
―みんなマルチな活動をしつつ、やりたいこともやってるって印象です。あと、可愛いし癒されますよね
姫乃:そうなんですよ!元々バーチャルな活動者さんを見るようになる前からアイドルやタレントの方の動画・生放送を見るのが好きだったんですよね。なので、例えばアイドル部さんや電脳少女シロちゃんは、活動が忙しかったり、精神的にきつい時期とかにもよく見てて、癒されたというか、元気をもらったので、見てる人が癒されるようなVTuberさんは本当にすごいなって。意識しててもできないなって思いますね。可愛い女の子たちが頑張っているコンテンツがすごい好きなので、愛琳もそういった方々を目標にしつつ、たくさんの人が癒されるような活動をしていきたいです。
―Vライバーとして1年活動してきて、思い出深かったことなどあれば教えて下さい
姫乃:IRIAMの活動のおかげで、アドリブでのフリートークに慣れたことと、まったりとした雑談の魅力に気が付いたことです。IRIAMは双方向のコミュニケーションを楽しむっていう感じなんですけど、最初はトークでひたすら展開していくっていうのに慣れなかったんです。そもそもVTuberを最初見始めた時は一本完結型の動画だったり、生配信も企画モノやゲーム配信を中心に見てたのもあって、最初の3ヶ月くらいは、例えば「マシュマロを何個口に入れられるか!?チャレンジ」とかの企画を考えて毎回かっちり概要を練っていました(笑)。IRIAMで活動開始してからしばらく経って初めて、IRIAMがトークしかできないっていうのもあるんですけど、それが逆にIRIAMの良さであり特徴なことに気付きました。IRIAMならではのリアルタイムコミュニケーションで繰り広げていくゆるい空間やまったりとした雑談をみんな楽しんでくれているのを知ってから、自分自身活動しやすくなったってのはありますね。
■今後も一緒にいろんな夢を叶えられるように頑張ります!
―リアルイベントではどうですか
姫乃:リアルイベントは、衝撃的でした!特に思い出深いのは、ニコニコ超会議やサイネージですかね。あんなに人が集まってるっていう衝撃的な映像は印象深かったです(笑)同じ日に放送する人もいましたけど、愛琳1人の為にこんなにも大勢の人たちが予定を空けて時間を割いてまで秋葉原にまで来てくれたっていうのがすごく嬉しかったです。それはニコニコ超会議も同じで、すごく感動して。イベント後に有志のファンの方々が集合写真と集合動画を送ってくれたりして、それがめっちゃ嬉しかったです!それは今まで積み上げて来たというか、VTuber活動しないとできない経験というか、ある意味VTuberってタレント的なものでもあると思うんですけど、自分が気づいたらちょっぴりそういった存在になっていたんだ…って思ったところも衝撃的でした。それをすごく実感したのがリアルイベントでしたね。
―ニコニコ超会議はファンの方と対話できましたよね
姫乃:はい!それも衝撃的でした!皆さんがヘッドセットをつけて愛琳と対面した時の表情の変わった感じ?なんかふわって優しい表情になってくれてたんですよ。そんな風に嬉しそうにして喜んでくれるのが、愛琳もすごく嬉しかったし、可愛いなって思いました!
―最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします
姫乃:「ここまで育ててくれてありがとう、これからもよろしくね!」って伝えたいです。ソロライブっていうのはやっぱり1つの節目だと思います。誰もが憧れる反面、なかなか実現できない難しいことだったけれど、ファンの皆さんが今までずっと応援し続けてくれたから夢をまた1つ叶えることが出来て、すごくすごく感謝しています。本当に育ててくれてありがとうだし、もっともっとさらに野望は募っていくばかりなので、今後も一緒にいろんな夢を叶えられるように頑張ります!是非、新たな夢の1歩になるこの1stライブを一緒に楽しんでくれたら嬉しいなって思います。
(取材・文:森山ド・ロ)
■姫乃愛琳
愛がいっぱい愛カップ!純情ギャル系Vライバー
バーチャルタレントを目指し「アイドル」や「DJ活動」に憧れる高校2年生
YoutubeではオリジナルMV付歌動画・ホラーゲームの絶叫系実況を公開、
IRIAMではリアルタイムでの歌・雑談配信等を放送
2018年9月にスマートフォンライブ配信アプリ「IRIAM」から配信デビュー
2019年7月にこれまでの収益から自主制作3Dモデルを発表
ファンとの二人三脚で、秋葉原巨大サイネージ生放送、ニコニコ超会議、vtuberland2019、FAVRIC Rookie’s Runway等の数々のイベントにも出演し、今後も広い世界の大舞台でバーチャルタレントとして輝く為に日々活動中!