昨日9月3日(月)に、株式会社DUOのバーチャルライブ配信アプリ『IRIAM(イリアム)』が発表されました。
バーチャルタレント(バーチャルYouTuber/VTuber)の昨今の増加を受け、その配信プラットフォームも続々と登場しています。
YouTube、SHOWROOMやニコニコ生放送など、PCで視聴できるプラットフォームに加えて、アプリで視聴できるライブ配信サービスにて活動する「Vライバー」が今後はどんどん増えていくとみられます。
増加するVライバーとそのプラットフォームを全て追う事はまず難しいでしょう。
そこで、どんなライブ配信アプリがあるのかを紹介しつつ、今後の展開について綴っていきます。
目次
バーチャル専門ライブ配信プラットフォーム
REALITY(リアリティ)
2018年8月7日(火)に行われたGREEのVTuber事業方針説明会にて発表された世界発のVTuber専用のライブ配信プラットフォーム。
GREEの100%子会社であるWeight Flyer Live Entertainmentが運営しており、初期参加メンバーとして
「月ノ美兎」「ときのそら」「KMNZ(ケモノズ)」「ゲーム部プロジェクト」「ねこます」「かしこまり」「すーぱーそに子」等が登場し話題となりました。
現在は特定のVTuberのみの配信となっていますが、3Dアバターを制作できるアプリ「REALITY Avatar(仮称)」が2018年秋に公開され、誰でも配信できるようになるとのこと。
3DモデルのVTuberがメインに配信を行っており、ギフトを送ることで配信者がそのギフトに触れたり、装着することによって視聴者と共にライブを盛り上げていく事が可能。
関連記事:WFLEより世界初のVTuber専用ライブ配信アプリ『REALITY』がリリース
IRIAM(イリアム)
2018年9月3日(月)に先行体験募集の開始した、バーチャルYouTuber事務所「ENTUM(エンタム)」や「MiraiAkariProject」を運営する株式会社DUOのバーチャルライブ配信アプリ。
初期参加メンバーとして約70名の「Vライバー」を公開。
これまでYouTubeなどで活動していた人気VTuberに加えて、新たに活動を開始した大勢のVライバー達が衝撃のデビューを果たしました。
2DモデルのVライバーがメインとなっていますが、今後「ミライアカリ」などのENTUMメンバーが配信を行う可能性も…?
関連記事:バーチャルライブ配信アプリ『IRIAM(イリアム)』の先行体験募集が開始 総額1億円分のポイント山分けのRTキャンペーンも実施!
一般ライブ配信プラットフォーム
SHOWROOM
SHOWROOM株式会社が運営する、iOSやAndroid端末、PCからライブ配信および視聴を行えるストリーミングサービス。
バーチャルカテゴリも用意されており、「輝夜月」や「東雲めぐ」などのバーチャルタレントがライブのメインプラットフォームとして活用している。
3DモデルVTuberの配信では、ギフトが上から降ってくるなどの演出もあり、配信者と視聴者が共に楽しめるライブ作りが可能。
YouTubeとの同時配信が行えるなど、多くのVTuberたちが利用している。
17Live(イチナナライブ)
全世界4,000万ユーザーを突破した人気ライブ配信アプリ。
約約7,000名以上のイチナナライバー(ライブ配信者)が活躍中で、2018年8月6日(月)には約100名のバーチャルライバーの参加を発表。
専門カテゴリが作られ、「響木アオ」「アズマリム」など人気VTuberの参戦と圧倒的なライバー数で注目されました。
2D、3Dモデルのどちらでも配信が可能で、今後はリアルイベントへの出演やオーディション、既存のライバーとのコラボレーション企画など、バーチャルとリアルを融合させたこれまでにないエンターテイメントを展開予定とのこと。
関連記事:アプリ「17 Live(イチナナライブ)」に約100名のバーチャルライバーが集結!本日8月6日(月)18時に特設サイトもオープン!
Mirrativ(ミラティブ)/「エモモ」
スマホ1台でかんたんにゲーム実況などが行えるライブ配信プラットフォーム「Mirrativ(ミラティブ)」が、2018年8月1日より誰でもバーチャルYouTuberのように生配信・ゲーム実況をすることができるアバター機能「エモモ」を発表。
9月1日よりオープンβが開始、誰でも利用できるようになり、今秋にはMirrativ配信にて収益化できるモデルが導入予定。
にじさんじ所属のライバーやその他VTuberも多数活動している。
関連記事:「Mirrativ」のアバター機能『エモモ』が2018年9月1日より全ユーザーが利用可能に
ツイキャス
ツイキャス(TwitCasting)とは、モイ株式会社が運営するスマートフォンやPCで手軽にライブ配信が行える全世界に2,000万人以上の登録ユーザーがいるライブコミュニケーションサービス。
2018年6月27日に、VTuberの収益分配率を優遇するVTuber専用プログラムを導入し、今後は専用カテゴリーも設置予定。
ホロライブの「アキ・ローゼンタール」などをはじめとした人気VTuberが配信を行っている。
関連記事:ツイキャスがVTuber専用プログラムを開始 アイテム収益機能などがリリース
今後リリース予定のライブ配信プラットフォーム
topia(トピア)
株式会社アンビリアルが提供する、誰でも簡単に3Dアバターになれるライブ配信アプリ。
現在は先行体験が終了し、リリース待ちとなっています。
スマホ1台で気軽に3Dキャラクターとしてライブ配信が行えるため、正式リリース後は多くの配信者が登場するとみられます。
関連記事:スマホで3Dアバターを作ってライブ配信できる『トピア』の事前登録受付&先行体験ユーザー募集開始
ライブ配信アプリの今後の展開について
WFLEの「REALITY」やDUOの「IRIAM」など、バーチャル専用のライブ配信アプリが登場する中、17LIVEやMirrativなど元々のユーザー数が多いアプリも次々とバーチャルカテゴリを設置し、今後は様々なプラットフォームでVTuberが活躍することになるでしょう。
YouTubeを中心とした複数のプラットフォームでの配信が増え、元々PCで視聴していたリスナーからしてみれば少々面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか?
ライブ配信ならまだしも、アーカイブを見る為にいくつもアプリをダウンロードするのはちょっとなぁ、と正直思ってしまいます。
ライブ配信アプリが多過ぎて、今後リスナーが推しの配信を追えなくなってしまう・追うのを諦めてしまうのではないかと心配しています。
難しいとは思いますが、各ライブ配信プラットフォーム同士が連携して視聴できるプラットフォームや、アーカイブ倉庫などがあればいいなと感じました。
もちろん、様々なプラットフォームにてVTuber達が活躍することは良いことだと思います。
中でもバーチャルに特化した「REALITY」「IRIAM」は、3Dと2Dで上手く住み分けが出来ているのではないでしょうか。
今後も次々と増えるであろうプラットフォームも、バーチャルのように自由に行き来できる新しさがあっても良いのではないかと思います。
結局どのライブ配信アプリをみればいいの?
ここまで長々と説明しておいてなんですが、端的に言ってしまえば「推しのVTuberが出ているアプリを観ればいい」です。
あたりまえやんけ、と思うでしょうが、ゼロも毎日色々な動画を観ていてせいぜい1~2人を追う事で精一杯です。
4,000人以上もいるVTuberを全て追うことは不可能なのですから、自分のペースで楽しみながら好きな人を見ればいいと思います。
どうしても物足りないという人はそうですね、分身でもすればいいんじゃないでしょうか。
ちなみに因幡はねるちゃんって子がオススメですよ。
・因幡はねる/あにまーれ(@Haneru_Inaba)
毎日違うVライバーさんの配信を見て回るのもいいでしょう。
色々な配信を見る事で、新たな魅力に気付いたり、発見することもあると思います。
それもまたバーチャル界の良いところですよね。
Text by ZERO