朝ノ姉妹ぷろじぇくとの忍者系VTuber「朝ノ瑠璃(あさのるり)」は、2019年5月4日(土)にActEvolve株式会社のVRライブプラットフォーム「VARK」にて活動1周年を記念したVR単独ライブ『瑠璃色艶舞 -朝ノ瑠璃1st Anniversary VR Live-』およびVRファンミーティング『朝ノ衆一揆』を開催した。
朝ノ瑠璃は、2018年5月に朝ノ姉妹ぷろじぇくとの長女としてVTuberデビュー。忍者業界とVR業界を盛り上げる為に歌やゲームなどマルチな活躍をみせ、2018年7月に生歌でワンコーラス100曲を歌い上げる企画『朝ノ瑠璃 100曲チャレンジ生放送』を実施し大きな注目を浴びた。その後も圧倒的な歌唱力と優しいお姉さんキャラで着実に人気を伸ばし、同年11月にはVR法人HIKKYが主催するVTuberオーディションイベント『VER.(バージョンドット)』にて見事クリエイター部門にて優勝を果たし、SEGAによるスポンサー権を獲得。
また、今年の3月に池袋HUMAXシネマズの「SPWN(スポーン)」で開催された『TUBEOUT! SESSIONS』では、”ときのそら”や”コーサカ(MonsterZ MATE)”、”星乃めあ”と共演、その翌日にはVRイベントプラットフォーム「cluster」にて初の単独VRライブも開催。今や知らない者はいないという程に勢いのある人気VTuberの一人だ。
そんな朝ノ瑠璃のデビュー1周年を記念したVRライブとVRファンミーティングに参加してきたので、今回も感情をむき出しのままイベントの様子をレポートしていこうと思う。
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目次
■特等席でみるエモさ抜群の単独ステージ!
「VARK」といえば、昨年末に開催された「YuNi」の1st VR LIVEや、今年の2月に開催された「まりなす(仮)」の「奏天まひろ」の1st VR LIVEが記憶に新しいが、簡単に説明すると、”出演者がまるで自分のためだけにライブを行ってくれている”かのような、”特等席”でのライブを体験することが出来るVRライブプラットフォーム。
開演時間に合わせてVRデバイス「Oculus Go」を被り「VARK」へとログインすると、目の前のステージに「朝ノ瑠璃」が登場。
公式プロフィールでも発表されているが、彼女の身長は142cm、姉属性なのに小柄というこのギャップ。超可愛い。
開演と同時に歌い始めたのは、朝ノ瑠璃初のオリジナル楽曲『泡沫夢幻(うたかたむげん)』。
瑠璃姉さんの力強い歌声と、紫色に染まったステージがエモすぎて早くも”朝顔の花”や”花火”のギフトが飛び交った。
曲の間奏では、忍者特有の”印を結ぶ”ポーズをしたかと思うと、ステージ上から姿を消して突然目の前に現れる”瞬間移動の術”を披露。
「YuNi」や「奏天まひろ」のVRライブでも見られたこの演出は、1対1で見れる「VARK」ならではだろう。
小柄な瑠璃姉さんが突然目の前に現れるんだからもう辛抱たまらん。
1曲目から最高すぎる演出の数々にテンションが上がって思わずいろいろな角度から見てしまった。
また、ギフト同様定型コメントも瑠璃姉さん専用になっており、コメント欄に瑠璃姉さんと仲の良い「因幡はねる」や「奏天まひろ」など見たことがある名前が多数見られてちょっと笑ってしまった。それだけ瑠璃姉さんの人望が厚いということだろう。
曲が終わると、デビュー1周年記念でVRライブを開催できたことへの喜びと、見に来てくれたリスナーに向けて感謝の言葉を語り、”カッコイイお姉ちゃんを見せたい”と、LiSAの『ROCK-mode』と『Rising Hope』を2曲続けて披露。カッコ良すぎて瞬きするのすらもったいないと感じるほどだった。そしてなにより、瑠璃姉さん自身がライブをとても楽しんでいたことが嬉しかった。
続いて、”エモエモの術”をかけセピア色になったステージで、椎名林檎のカバー『丸の内サディスティック』を披露。
ギフトの朝顔だけが色鮮やかなのがよりエモみを増幅させ、コメント欄は「エッッッッッッッモ」で埋まり、筆者もエモの過剰摂取で今にも発狂しそうだった。
そして、最後の曲であるオリジナル楽曲『あさがおの詩』が始まると、画面が暗転し、次の瞬間には桜舞う日本庭園が視界に飛び込んできた。あっけにとられていると、右耳から優しい瑠璃姉さんの歌声。その方向に顔を向けると…、
近い近い近い!!
心臓が止まるかと思った。
隣りで頬を桜色に染めた瑠璃姉さんが座ったまま、自分を見つめながら歌っている。
なんだこれは。手を伸ばしたら肩さえ組めてしまう”超ガチ恋距離”だ。
手に持っているサイリウムでうっかり変なことを考えてしまった男子も多いのではなかろうか。
「VARK」でのVRライブ視聴は今回で3度目だが、毎回驚きと感動を与えてくれる演出の数々に度胆を抜かされっぱなしだ。
この演出を考えた人に思いっきりハグをして感謝を伝えたい。
最後の曲が終わると、観客席から大きな拍手の音が鳴り響き、コメントも「最高!」で埋め尽くされた。
筆者も、ただひたすらステージの上に立つ瑠璃姉さんに拍手を送っていた。
こうしてVRライブ「瑠璃色艶舞」は終了。残念ながらアンコールは無かったが、まだまだ朝ノ衆の宴は終わらない。この後同会場にてVRファンミーティング「朝ノ衆一揆」が行われた。
■「1周年だからこそ好き放題やってみた。」
VRファンミーティング「朝ノ衆一揆」では、選曲についてなどのライブの裏話を明かした。
選曲はすごい悩んだ末、カッコよくキメたいという気持ちからコール&レスポンスのある曲や、しっとり聞かせる曲などを選び、”1周年だからこそ好き放題やってみた”と嬉しそうに語った。
また、印象に残っているライブにZepp Osaka Baysideにて開催された樋口楓1stライブ『KANA-DERO』を挙げ、「自分もいつかZeppのステージからの景色を見てみたい。」と今後の目標を掲げた。ちなみに忍者の里にも近いうちにZeppが出来るらしい。
途中酒を飲み出すなど、最後まで本当に好き放題ファンとの交流を楽しんでいた瑠璃姉さんであったが、これまで1年間頑張ってきた彼女の努力を思えば当然のことだろう。
こうして大盛況のままファンミーティングも終了。このまま終了するかと思われたが、急に画面が暗くなった後、なぜか再び”里”に移動。目の前にライブを終えて上機嫌な瑠璃姉さんが現れ、「久しぶりに外での任務をやっちゃおうかな~!」と”妙なフラグ”を建てた。
嫌な予感が…と、思った次の瞬間、”美味しそうな獺祭”に釣られて敵に捕まり、身動きの出来ない瑠璃姉さんのあられもない姿が。
”バミューダ”を下から覗き込める最高の景色に、思わず拍手してしまった。これには流石の筆者もエッチコンロ点火不可避だ。
さらに、この茶番劇は止まらない。バミューダから巻物が突然生えてきたかと思えば、
「お姉ちゃんのバミューダからこの巻物を引き抜いて!!」
と謎のプレイを強要。
正直腹筋がねじ切れるかと思った。
そして今度は、引き抜いた巻物に書かれている言葉を読み上げるように指示を出す瑠璃姉さん。
「瑠璃お姉ちゃんは清楚です」
我々は一体何を見せられているんだ。この演出を考えたやつは本気で天才だと思った。これだからVRはやめられないんだよ。
まだまだVRには無限の可能性が秘められているということを実感した最高のイベントだった。
Text by zero
■セットリスト
1.泡沫夢幻(オリジナル)
2.ROCK-mode(カバー)
3.Rising Hope (カバー)
4.丸の内サディスティック(カバー)
5.あさがおの詩(オリジナル)
■イベント概要
1st anniversary VR Live「瑠璃色艶舞」
価 格:2,990円(299VC)
日 時:5月4日(土) 開場19:15 開演19:30
開 催:VARK / YouTube Live
チケット:4月13日(土)20:00~販売開始
1st anniversary「朝ノ衆一揆」
価 格:1,480円(148VC)
日 時:5月4日(土) 開場20:30 開演20:40
開 催:VARK
チケット:4月13日(土)20:00~販売開始
■朝ノ瑠璃
おはセロトニンにん!
忍者系バーチャルYouTuberの朝ノ瑠璃です!
忍者業界と、無限の可能性を秘めたVR業界を盛り上げるため、歌にゲームにCV活動など、マルチに俊敏に活動しています!
好きなお酒は獺祭、好きなつまみは魚介類、好きなゲームはテトリス、好きなアニメはマクロスFと銀魂。
自他共に認める清楚なお姉ちゃんをよろしくね!
■関連リンク
VARK公式サイト
https://vark.co.jp/
VARK公式Twitter
https://twitter.com/VarkOfficial