AZKi 3rdワンマンライブ『レぺゼンエンタス』でみせたAZKiの葛藤と未来へのビジョン







カバー株式会社が運営するVTuber事務所「ホロライブ」内の音楽レーベル「イノナカミュージック」に所属するバーチャルシンガーAZKiは、2019年9月22日(日)に秋葉原エンタスにて、3rd/last ENTAS LiVE『レぺゼンエンタス』を開催。

前日の21日には、AZKi初のフルアルバム『without U』のリリースイベントとRe:AcT所属の「獅子神レオナ」との対バン企画『LAST V STANDiNG vol.1』が同じくエンタスにて開催。これまで1st『The Shitest Start(意訳:クソみたいな始まり)#クソAZ』、2nd『A GOODDAY TO DiE(意訳 : 死ぬには良い日だ)#AZ葬』と回を重ねてきたが、3度目となる本イベントは、ここ秋葉原エンタスで開催する最後のワンマンとなる。

今回も開演前からステージが見えなくなる程たくさんの開拓者(AZKiのファンの名称)が詰めかけ、ライブが始まるのを今か今かと待ちわびていた。筆者も2ndライブに続いての参加になるが、エンタスをここまで埋めるイベントはなかなかお目にかかれない。

1stワンマンからわずか4か月しか経っていないが、間違いなくエンタスの代表を名乗るまでに成長したAZKiの集大成のライブを感情のままレポートしていこうと思う。

■『今があるのは開拓者のおかげ。』

開演前のアナウンスで「今日は全力でいきましょー!」と開拓者を高ぶらせるAZKi。
スタートから「フェリシア」を持ってきて、早くも終盤かと思うほど開拓者の息の合ったコールが会場に響き渡る。続けて、「今日はカバー曲もやりますよー!」と、TVアニメ「とらドラ!」の後期ED「オレンジ」を披露。さらに間髪いれずに「リアルメランコリー」をぶち込んできた。

序盤から我々を悶えさせる作戦なのだろうか。

この日は幕張メッセにて「DIVE XR FESTIVAL」の初日が行われており、そんな中でも自分のライブに来て客席を埋めてくれた開拓者に対して感謝の言葉を述べた。そしてエンタスでのラストワンマンということで、過去一番多い曲数を披露すると宣言し、開拓者のテンションを更にぶち上げた。

ちなみに、今回のイベント名に使われる「レペゼン」の意味がわからず、なにか強そうな天使か悪魔の名前だと思っていたことを告白。自分がエンタスの代表を名乗っていいのかと困惑する姿も見られたが、これまで1st、2ndと続けてワンマンを行ってきたAZKiには相応しい称号だと誰もが納得しているだろう。「エンタス生まれ、エンタス育ち」達が創り上げてきた、ここエンタスでしか見られないエモなライブが本格的に幕を開けた。

続けてAZKiは、11月12日リリース予定のアルバム『without U』に収録される新曲「のんびりと、」を初披露。曲が終わり、ここでAZKiワンマンおなじみの「水」の話に。前日に行われた対バン企画『LAST V STANDiNG vol.1』の裏で、共演した「獅子神レオナ」と水の話題になり、これまで南アルプスの天然水しか知らなかったAZKiは、「奥大山」と「阿蘇」の天然水の存在と、それぞれ味が違うということにとても衝撃を受けたそうだ。しかし、その2つは西日本や九州でしか買えない為、「(水を飲むために)ツアーをやるしかないですね!」、と新たな目標(?)を掲げ、会場に大きな歓声と笑いを誘った。そして、「みんなそろそろ盛り上がりたいでしょ?」と、AZKi BLaCK楽曲「I can’t control myself」「ひかりのまち」「Fake.Fake.Fake」を立て続けに披露した。

再び水タイムを挟み、今度はAZKi WHiTE楽曲「Starry Regrets」からの、コレサワの「タバコ」カバー、「いのち」のアコースティックverと、バラードを3曲連続で歌い上げ、その感情のこもった生歌に思わず息を呑んだ。BLaCKからのWHiTEへの展開の切り替えは、もはやAZKiワンマンの醍醐味といっても良いだろう。

「いのち」で涙腺崩壊寸前の筆者に追い打ちをかけるようにAZKiは語り出す。
活動開始から10カ月経ったAZKiが、10カ月前の自分に「こんなことをしているよ。」と言っても信じてもらえないだろうなぁと、改めてここまで支えてくれた開拓者にお礼を言う姿に我慢できずに涙した。そしてここでアルバムにも収録される新曲「フロンティアローカス」を初披露。この曲は、5年後のAZKiから今のAZKiへのメッセージソングになっている。この先何が起こるかわからないVTuber界の中で、それでも5年後も歌っていたいと願うAZKiの言葉と、旧衣装に変化するという演出に、「エッッッッモッ!!」としか言えないbotのようになってしまった。

続けざまに「ハートビート」をぶち込まれ、感情の昂りを抑えきれぬまま、ここから後半戦に突入。AZKiがお気に入りだと言う新曲「虹を駆け抜けて」、そして「さよならヒーロー」、「シットデイズ」、「ERROR」と、AZKi BLaCK楽曲を立て続けに熱唱。そして最後の曲では、再び旧衣装に戻り、1stオリジナル曲「Creating World」にて開拓者との大合唱を見せた。

もちろん、このまま終わるAZKiではない。開拓者たちの力強いアンコールに応え、再びステージに姿を現したAZKiは、「from A to Z」を熱唱。それから神妙な面持ちでこれまでの活動について語り始めると、先程までの歓声が嘘のように会場が静まり返った。華々しいデビューから今日まで、オリジナル楽曲のリリースやワンマンライブの開催と、誰もが羨むような道を歩んでいると思っていた。しかし、その裏では自らの歌唱力や歌声に自信が持てず、バーチャルシンガーとしての活動に葛藤するリアルなAZKiの姿があった。

それでも、今の自分があるのは開拓者のおかげだと、涙声のままアルバムの表題曲である「without U」を披露。スクリーンに歌詞が映し出される中、まるで叫ぶように歌ったこの曲について、”「みんながいるからAZKiはいるんだよ」という気持ちを伝えられた曲”と後のMCで語っていた。

そして『レペゼンエンタス』最後の曲は、AZKiのはじまりの曲である「Creating World(Jun Kuroda Remix)」。エンタスで一番最初に歌った曲でラストワンマンを締めるという激エモな展開に、開拓者たちも感情をむき出しにして歓声や拍手を送っていた。

こうして、AZKiのエンタスでのラストワンマンは大盛況のうちに幕を下ろした。チームメンバーや開拓者たちに支えられ、新しい世界を開拓し続けるAZKiの今後からも目が離せそうにない。AZKiと開拓者が創る物語は、まだ始まったばかりだ。

そして、9月29日(日)19時より放送されたAZKi生放送#10にて、4thワンマンライブ『REPEAT THiS LiFE WiTH U』の開催が発表された。AZKiの新たなる挑戦を、是非見逃さないようチェックしておこう。

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(Photo by 米谷優里 / Text by zero

■セットリスト

1 Overture
2 フェリシア
3 オレンジ
4 リアルメランコリー
5 のんびりと、
6 I can’t control myself
7 ひかりのまち
8 Fake.Fake.Fake
9 Starry Regrets
10 たばこ
11 いのち(Acoustic ver.)
12 フロンティアローカス
13 ハートビート
14 虹を駆け抜けて
15 さよならヒーロー
16 シットデイズ
17 ERROR
18 Creating World

EN1 from A to Z
EN2 without U
EN3 Creating World (Jun Kuroda Remix)

■AZKi 3rd/last ENTAS LiVE『レペゼンエンタス』

開催日時:2019年9月22日(日)
OPEN 17:00 / START 17:30
開催場所:秋葉原エンタス
出演者:AZKi

■AZKi 4th LiVE 「REPEAT THiS LiFE WiTH U」 公式ハッシュタグ : #AZ輪廻

日時場所

2019/12/29(日) OPEN 17:00 / START 18:00
@池袋harevutai / 東京都豊島区東池袋1-19 東京建物 Brillia HALL 1F

チケット

(1)1st Pioneer ¥12,000 (税込・入場時別途ドリンク代)
※特典あり<当日配布予定> : 限定CD(3曲+ボイス入り)・プレミアムグッズ(オリジナルTシャツ&ステッカーシート)・優先入場エリアへご招待(及び全ての入場エリアに入場可能)・公演後のアフターファンミーティング参加

(2)2nd Pioneer ¥7,000 (税込・入場時別途ドリンク代)

※2nd Pioneerエリア・Sightseeingエリアにのみ入場可能

(3)Sightseeing ¥1,000 (税込・入場時別途ドリンク代)
※Sightseeingエリアにのみ入場可能

※(1)-(3)いずれもお一人様4枚まで

チケット販売スケジュール

一次先行(先着)/ 9/29(日)21:00~10/15(火)23:59
受付URL(イープラス) : https://eplus.jp/azki-of/

二次先行(先着)/10/19(土)12:00~11/4(月祝)23:59
受付URL(イープラス) : https://eplus.jp/azki-of/

一般発売 : 11月15日(金)21:00
イープラス、ローソンチケット、チケットぴあにて発売。

(問)H.I.P. 03-3475-9999 / www.hipjpn.co.jp
□主催・企画・制作:イノナカミュージック / カバー株式会社 □協力: H.I.P

■AZKi『without U』リリース情報

Type-A

Type-B

発売日/価格

19/11/12
Type-A・B(ジャケット違い) ¥3,000(税抜)
各種CD店にて全国リリース

収録楽曲

1.without U / 作詞・作曲・編曲 : RD-Sounds
2.コトノハ / 作詞・作曲 : 佐藤カズキ / 編曲 : SCRAMBLES / プロデュース : T.S.I(SCRAMBLES)
3.嘘嘘嘘嘘 / 作詞・作曲 : 井口イチロウ / 編曲 : SCRAMBLES / プロデュース : T.S.I(SCRAMBLES)
4.自己アレルギー / 作詞・作曲 : 豊住サトシ / 編曲 : SCRAMBLES / プロデュース : T.S.I(SCRAMBLES)
5.虹を駆け抜けて / 作詞・作曲 : 井口イチロウ / 編曲 : SCRAMBLES / プロデュース : T.S.I(SCRAMBLES)
6.ちいさな心が決めたこと / 作詞・作曲 : AZKi / 編曲 : SCRAMBLES / プロデュース : T.S.I(SCRAMBLES)
7.世界は巡り、やがて君のものになる / 作詞・作曲・編曲 : さめのぽき
8.Midnight Song / 作詞 : tamu(USAGI Production) / 作曲・編曲 : Batsu(USAGI Production)
9.Reflection / 作詞・作曲・編曲 : TEMPLIME
10.のんびりと、 / 作詞・作曲・編曲 : ぽて
11.フロンティアローカス / 作詞・作曲・編曲 : ハム・clocknote.
12.リアルメランコリー (TEMPLIME Remix)/ 作詞・作曲・編曲 : 瀬名航
13.Starry Regrets(Batsu Remix)/ 作詞・作曲・編曲 : ハム

店舗別特典(※TYPE-A・TYPE-B共通)

タワーレコード : A4クリアファイルA
Amazon: A4クリアファイルB
アニメイト : 缶バッジA(2個セット)
とらのあな : 缶バッジB(2個セット)
ゲーマーズ : 缶バッジC(2個セット)
その他チェーン展開予定 : ジャケットアートワークステッカー2枚

■10月19日(土)リリースイベント@ソフマップAKIBA4号店 アミューズメント館 8F 概要

AZKiと1対1でトーク+アカペラリクエストリストより選んだ1曲のサビを、貴方の為だけに歌います。

1部 応募フォーム & 詳細

2部 応募フォーム & 詳細

■AZKiについて

・プロフィール
仮想世界から音楽を通じて一人一人と繋がりたい。
時間や場所、空間を飛び越えて出会うたくさんの愛や
輝いた才能と一緒に、新しい世界を創るために転生した
仮想世界の伴走する歌姫。

2018年12月より8ヶ月連続オリジナル楽曲12曲リリースを挑戦中(2019年6月25日時点で9曲リリース済み)、
ポップさと透明感のある楽曲シリーズ「AZKi WHiTE」
BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE等の楽曲を手がけるSCRAMBLESが全面プロデュース・攻撃的で疾走感のある楽曲シリーズ「AZKi BLaCK」の2軸で楽曲を展開している。

2019年2月14日にはキズナアイ等所属のバーチャルタレントサポートプロジェクトupd8に加入。

2019年5月19日には、VTuberときのそらや白上フブキ等が所属するVTuber事務所「ホロライブ」内の音楽活動に特化したバーチャルアーティストのプロデュース・マネージメントを行う音楽レーベル「イノナカミュージック」に所属を発表。また、同日秋葉原エンタスにて開催されたAZKi初のリアル単独ライブ「The Shitest Start」は完売・大盛況に終幕。

2019年5月26日には、自身のYouTube上で待望の新衣装を発表、この衣装はイラストレーターの焦茶が原案を担当、そしてAZKiの旧衣装を担当した加速サトウがモデリングを担当。モダンかつハイストリートテイストの本衣装は、仮想世界の伴走する歌姫として、更なる一歩を進むAZKiに相応しい仕上がりとなった。

2019年7月27日(土)、秋葉原エンタスにて2nd Live「A GOODDAY TO DiE」を開催、見事ソールドアウト。また、8月3日(日)からは「AZKiの世界を開拓するラジオ」略して「アズラジ」の特別編リアルイベント「アズラジ」MAX!をSPWN@池袋HUMAXシネマズで定期開催。過去開催回ゲストとして、水科葵(GEMS COMPANY)、彩音を迎え、10月14日(月祝)開催回には桃井はるこがゲスト出演決定。

2019年9月21日(土)には、主催対バン企画「THE LAST V STANDiNG vol.1」を開催、ゲストとして獅子神レオナを迎えた。また、翌日2019年9月22日(日)には、3度目のワンマンライブとなるAZKi 3rd/last ENTAS LiVE「レペゼンエンタス」を開催。両日ともにソールドアウトにて終幕した。

そして来たる2019年11月12日(火)には、全国リリース・初の1stフルアルバム『without U』リリース、2019年12月29日(日)にはAZKi史上最大キャパ・4thワンマンライブ「REPEAT THiS LiFE WiTH U」を池袋harevutaiにて開催予定。

2019年9月時点で、AZKiのYouTubeのチャンネル登録者数は6万を突破。
近年広がりつつあるバーチャルYouTuberシーン発の音楽アーティストとして、AZKiは注目を集めている。

YouTube

Twitter

note

公式オンラインストア

■関連リンク

ホロライブ公式サイト
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